【二枚持ちも解説】楽天カードと三井住友カード（NL）を８項目から比較します【早見表あり】

こんな疑問に答えます。

楽天カードと三井住友カード（NL）は、どちらもおすすめできるクレジットカードです。

クレジットカードは、経済圏選びの最初なので、悩む人も多いと思います。

まず、全体の比較を知りたい人向けの早見表はこちら。

項目／クレジットカード		楽天カード	三井住友カード（NL）
デザイン （通常）
年会費		無料	無料
貯まるポイント		楽天ポイント	Vポイント
他ポイントへの交換		マイル（ANA、JAL） マリオット etc.	WAON POINT Gポイント JRキューポ マイル（ANA） etc.
ポイント還元率	基本還元率	1.0％ ※100円につき1ポイント ※1回の利用額ごとに計算	0.5％ ※200円につき1ポイント ※毎月の利用額合計で計算
	公共料金支払い	0.2％	0.5%
	クレカ積立 （上限積立額／月）	0.5％ （10万円）	年間カード利用額 ・10万円以上：0.5％ ・10万円未満：0.0% （10万円）
国際ブランド		VISA MasterCard JCB AMEX	VISA MasterCard
タッチ決済		対応	対応
ETCカード		年会費：550円 （会員ランクで無料）	年会費：550円 ※初年度無料、年1回以上の利用で無料
家族カード	年会費	無料	無料
	枚数	2枚	・共通のおさいふ：1枚 ・個別のおさいふ：9枚
付帯保険	国内旅行	ー	ー
	海外旅行	最高2,000万円	最高2,000万円
	ショッピング	ー	ー
	その他	ー	選べる無料保険
空港ラウンジ	有無	あり	なし
	利用可能な空港	ハワイ：年10回無料	ー
その他の特典や ポイントが貯まる 提携サービスなど	ネットショッピングサイト	楽天市場	－
	実店舗	〇	〇
	銀行 （引き落とし口座）	楽天銀行	SBI新生銀行
	ポイントサイト （ポイントモール）	楽天リーベイツ	Vポイントモール ポイントUPモール
	その他	ー	・家族ポイント ・Vポイントアッププログラム ・ゴールドカードへのアップグレード
発行～受取までの日数		約1週間～10日	約1週間
利用可能枠（最大）		100万円	100万円
締日→引き落とし日		月末→翌月27日	・毎月15日→翌月10日 ・月末→翌月26日
申し込み条件		18歳以上 （高校生を除く）	18歳以上 （高校生を除く）
公式サイト		楽天カード	三井住友カード（NL）

この表から、ポイント還元率を含め、カードの特徴が異なることが分かります。

この記事で詳しく比較する項目は、以下の８項目です。

楽天カードと三井住友カード（NL）のどちらを選ぶか悩んでいる人に向けて、各カードの比較・おすすめな人、二枚持ちの使い分け方法を分かりやすく解説していきます。

最後まで読むことで、楽天カードと三井住友カード（NL）のどちらを選ぶかの参考になりますよ。

それでは、よろしくお願いします。

楽天カードと三井住友カード（NL）を８項目で比較

楽天カードと三井住友カード（NL）について、以下の８項目で比較していきます。

それぞれについて説明していきます。

①ポイント還元率

ポイント還元率は、さらに以下の４つについて比較します。

それぞれについて、簡単に紹介していきます。

基本還元率

基本還元率は、以下の通り。

項目	楽天カード	三井住友カード（NL）
基本還元率	1.0％ ※100円につき1ポイント ※1回の利用額ごとに計算	0.5％ ※200円につき1ポイント ※毎月の利用額合計で計算

楽天カードが「1.0%」と、三井住友カード（NL）「0.5%」の還元率より高いです。

基本還元率の面では、楽天カードがお得です。

公共料金支払い

公共料金支払いのポイント還元率は、以下の通り。

項目	楽天カード	三井住友カード（NL）
公共料金支払い	0.2％	0.5％

楽天カードは、公共料金支払いのポイント還元率が「0.2％」と、基本還元率から下がります。

基本還元率は楽天カードが高いですが、公共料金支払いの面では、三井住友カード（NL）がお得です。

楽天カードの利用先ごとのポイント還元率を詳しく知りたい場合は、下記から確認できます。

クレカ積立（NISA）

投資を始めようと考えている人は、クレジットカード積立によるポイント還元率も重要です。

クレカ積立による還元率と、楽天証券・SBI証券の基本情報をまとめた表がこちら。

積み立ては「数十年単位で継続」していくのが鉄則なので、キャンペーン（期間中・入会12ヶ月間など）のポイント還元率は考慮していません。

項目		楽天カード ＆楽天証券	三井住友カード（NL） ＆SBI証券
クレカ積立 （投資信託）	ポイント還元率	0.5％	0.5％ ※年間利用額：10万円以上
	上限積立額／月	10万円	10万円
国内株式売買手数料 （現物・信用取引手数料）		無料	無料
本数	投資信託	2,569本	2,557本
	つみたて投資枠	241本	250本
口座開設数		1,100万超	1,300万超
外国株		米国株：5,403銘柄 中国株：1,847銘柄 アセアン株：232銘柄	米国株：5,211銘柄 中国株：1,290銘柄 アセアン株：540銘柄 韓国株：72銘柄 ロシア株：29銘柄

クレカ積立のポイント還元率・手数料に差はありません。

幅広い外国株に投資を考えている場合は、SBI証券の方がおすすめできます。

また、楽天証券には、楽天市場のポイント還元率を上げるメリットがあります（投資信託を月３万円以上積立）。

積立額ごとに、「もらえるポイント（年間）」と「ポイント還元率」を表にしていますので、参考にしてください。

積立額	年間でもらえるポイント
１万円／月 （年間12万円）	600
２万円／月 （年間24万円）	1,200
３万円／月 （年間36万円）	1,800
５万円／月 （年間60万円）	3,000
７万円／月 （年間84万円）	4,200
10万円／月 （年間120万円）	6,000

ネットショッピングサイト

楽天カードなら、楽天市場で買い物をするとポイント還元率が高くなります。

三井住友カード（NL）は、ポイント還元率が高くなるネットショッピングサイトはありません。

項目	楽天カード＆楽天市場	三井住友カード（NL）
ポイント還元率	最低：3.0％ 最大：18.0％	ー

楽天カードは、楽天市場で最低でも3.0%のポイント還元が受けられます。

また、SPU（スーパーポイントアッププログラム）で最大18.0％までポイント還元率を上げることができます。

そもそもSBI経済圏には、ネットショッピングサイトがありません。

おすすめのネットショッピングサイトなどは、下記「SBI経済圏の始め方」で解説しています。

②国際ブランド

各クレジットカードで選べる国際ブランドは、以下の通り。

項目	楽天カード	三井住友カード（NL）
国際ブランド	VISA MasterCard JCBAMEX	VISA MasterCard

JCB・AMEXは、楽天カードのみ選択可能。

JCB・AMEXのクレジットカードが欲しい場合は、楽天カードがおすすめです。

デザインによって国際ブランドが限定されるものもあります。

③ETCカード

ETCカードの年会費は下記の通り。

項目	楽天カード	三井住友カード（NL）
ETCカード	550円 （会員ランクで無料）	年会費：550円 ※初年度無料、年1回以上の利用で無料

三井住友カード（NL）は、年1回以上の利用で年会費が無料になります。

楽天カードの場合、会員ランクが「ダイヤモンド or プラチナ」であれば年会費が無料です。

引用元：https://point.rakuten.co.jp/guidance/rankkeep/

楽天カードを利用し始めるのであれば、プラチナランクまでは簡単に上がりますが、多少の時間差があります。

④家族カード

家族カードの比較は以下の通り。

項目		楽天カード	三井住友カード（NL）
家族カード	年会費	無料	無料
	発行可能枚数	2枚	・共通のおさいふ：1枚 ・個別のおさいふ：9枚

どちらも家族カードに年会費はかかりませんが、発行できる枚数には大きな差があります。

また、三井住友カード（NL）は「残高を共有する家族カード」と「残高を共有しない家族カード」で、発行できる枚数が異なります。

⑤付帯保険

付帯保険の比較は以下の通り。

項目		楽天カード	三井住友カード（NL）
付帯保険	国内旅行	ー	ー
	海外旅行	最高2,000万円	最高2,000万円
	ショッピング	ー	ー
	その他	ー	選べる無料保険

楽天カードは、海外旅行に関する保険が付帯しています。

三井住友カード（NL）は、海外旅行と選べる無料保険が付帯しています。

⑥空港ラウンジ

空港ラウンジが無料で利用できる特典は、ゴールドカードなど上位カードの特典として付帯していることが多いです。

通常の三井住友カード（NL）には、空港ラウンジの特典はありません（ゴールドカード以上はあり）。

楽天カードはハワイ限定ではあるものの、空港ラウンジを無料で利用できます。

ハワイに行く人であれば、この特典は大きなメリットになりますよ。

⑦カードデザイン

クレジットカードのデザインは、楽天カードが全60種、三井住友カード（NL）が全３種。

デザインによって、選べる国際ブランドが異なります。

デザインカード一覧や選べる国際ブランドなど、詳細は下記公式サイトから確認できます。

⑧その他の特典など

最後に、その他の特典やポイントが貯まるサービスなどの比較です。

項目		楽天カード	三井住友カード（NL）
その他の特典や ポイントが貯まる 提携サービスなど	ネットショッピングサイト	楽天市場	ー
	実店舗	〇	〇
	銀行 （引き落とし口座）	楽天銀行	SBI新生銀行
	ポイントサイト （ポイントモール）	楽天リーベイツ	Ｖポイントモール ポイントUPモール
	その他	－	・家族ポイント ・Vポイントアッププログラム ・ゴールドカードへのアップグレード

それぞれについて、簡単に補足説明していきます。

楽天カード

楽天市場では、SPU（スーパーポイントアッププログラム）によって、通常時「18.0%」、イベント時「40.0%以上」のポイント還元を受けることができます。

楽天ポイントカードが使えるお店でポイントカードを提示すれば、クレジットカード利用分に加えて、ポイントを貯めることができます（使えるお店：公式サイト）。

楽天カードの引き落とし口座には、以下のメリットがある楽天銀行がおすすめ。

また、楽天ポイントが貯まるポイントサイト（ポイントモール）に、楽天リーベイツがあります。

楽天カードを発行する場合は、こちらも利用することで、効率的に楽天ポイントを貯めることができますよ。

三井住友カード（NL）

引用元：https://www.smbc-card.com/nyukai/card/numberless.jsp

三井住友カード（NL）の大きな特典として、対象のコンビニ・飲食店で「7.0%（200円につき7ポイント）」のポイント還元があります。

また、セブンイレブンでは還元率が最大「10.0%」にもなります（セブンイレブン限定「10.0%」ポイント還元｜三井住友カード）。

これらの店舗を利用するときは、スマホタッチ決済を利用しましょう。

また、以下の２つの条件を達成することで、最大20.0%までポイント還元率を上げられます。

Vポイントアッププログラムの条件は難しいので、無理なくできるものだけ達成するようにしましょう。

ポイント付与上限は１カードにつき「50,000ポイント」のため、50万円使ってもポイント還元を受けられます。

三井住友カード（NL）の引き落とし口座には、SBI新生銀行がおすすめ。

SBI証券もあわせて利用する前提ですが、以下のようなメリットがあります。

同じSBI系のサービスなので、特に理由がない限りは、銀行も証券会社もSBIで揃えるのが無難です。

また、Vポイントが貯まるポイントサイト（ポイントモール）に、ＶポイントモールとポイントUPモールがあります。

三井住友カード（NL）を発行する場合は、こちらも利用することで、効率的にVポイントを貯めることができますよ。

最後に、三井住友カード（NL）は、条件を満たすことで、年会費無料でゴールドカードへアップグレードできる可能性があります。

付帯保険の充実・空港ラウンジ利用が無料など、さらにお得なカードになります。

三井住友カード（NL）を発行するなら、年間利用額100万円以上を目指したいところです。

SBI証券でのクレカ積立分など、年間100万円の利用対象にならないものもありますので、下記は必ずご確認ください。

具体例や詳細は、公式サイトから確認できます。

楽天カードと三井住友カード（NL）はどっちがおすすめ？

楽天カードがおすすめな人、三井住友カード（NL）がおすすめな人の特徴をまとめると以下の通り。

クレジットカードを一枚だけにしたい場合、基本の還元率が高い楽天カードがおすすめ。

年会費無料なので、どちらか決めきれない場合は二枚持ちもありです。

特に、楽天のサービスも対象店舗（コンビニ・飲食店）の利用も多い場合は、二枚持ちがおすすめです。

また、年間で100万円以上のカード利用が見込める場合は、三井住友カード ゴールド（NL）も選択肢になります。

年会費が無料になり、ゴールドカードの特典を利用できるため、楽天カードよりお得に使える可能性があります。

楽天カードと三井住友カード（NL）を二枚持ちした場合の使い分け

楽天カードと三井住友カード（NL）は、二枚持ちでもお得に使えます。

二枚持ちした場合の主な使い分けは、以下の通り。

基本的には、ポイント還元率が高い楽天カードを使いましょう。

三井住友カード（NL）が楽天カードよりお得に使えるのは、主に上記の２パターン。

①→⑦の順にポイント還元率が高くなっていきます。

支払方法、ポイントカードやポイントがアップするお店など、さまざまなパターンがあります。

まとめ｜楽天カードと三井住友カード（NL）はどちらもおすすめ｜経済圏で選ぶのが基本

楽天カードと三井住友カード（NL）は、使いやすいクレジットカードでどちらもおすすめできます。

冒頭の比較早見表を再度紹介します。

項目／クレジットカード		楽天カード	三井住友カード（NL）
デザイン （通常）
年会費		無料	無料
貯まるポイント		楽天ポイント	Vポイント
他ポイントへの交換		マイル（ANA、JAL） マリオット etc.	WAON POINT Gポイント JRキューポ マイル（ANA） etc.
ポイント還元率	基本還元率	1.0％ ※100円につき1ポイント ※1回の利用額ごとに計算	0.5％ ※200円につき1ポイント ※毎月の利用額合計で計算
	公共料金支払い	0.2％	0.5%
	クレカ積立 （上限積立額／月）	0.5％ （10万円）	年間カード利用額 ・10万円以上：0.5％ ・10万円未満：0.0% （10万円）
国際ブランド		VISA MasterCard JCB AMEX	VISA MasterCard
タッチ決済		対応	対応
ETCカード		年会費：550円 （会員ランクで無料）	年会費：550円 ※初年度無料、年1回以上の利用で無料
家族カード	年会費	無料	無料
	枚数	2枚	・共通のおさいふ：1枚 ・個別のおさいふ：9枚
付帯保険	国内旅行	ー	ー
	海外旅行	最高2,000万円	最高2,000万円
	ショッピング	ー	ー
	その他	ー	選べる無料保険
空港ラウンジ	有無	あり	なし
	利用可能な空港	ハワイ：年10回無料	ー
その他の特典や ポイントが貯まる 提携サービスなど	ネットショッピングサイト	楽天市場	－
	実店舗	〇	〇
	銀行 （引き落とし口座）	楽天銀行	SBI新生銀行
	ポイントサイト （ポイントモール）	楽天リーベイツ	Vポイントモール ポイントUPモール
	その他	ー	・家族ポイント ・Vポイントアッププログラム ・ゴールドカードへのアップグレード
発行～受取までの日数		約1週間～10日	約1週間
利用可能枠（最大）		100万円	100万円
締日→引き落とし日		月末→翌月27日	・毎月15日→翌月10日 ・月末→翌月26日
申し込み条件		18歳以上 （高校生を除く）	・18歳以上 （高校生を除く）
公式サイト		楽天カード	三井住友カード（NL）

また、どちらにするか迷ったら、以下を参考にしてください。

クレジットカードを一枚だけにしたい場合、経済圏をベースに考えるとお得に利用できますよ。

また、どちらか決めきれない場合は、良いとこどりができる二枚持ちもおすすめ。

上記の３つ以上に当てはまるなら、二枚持ちしても各カードの恩恵を十分受けられます。

上記のように、カードの使い分けも簡単です。

それぞれの経済圏について詳しく知りたい人は、ぜひこちらもご覧ください。

最後まで読んでいただきありがとうございました。