【二枚持ちも解説】ｄカードと三井住友カード（NL）を徹底比較【早見表あり】

こんな疑問に答えます。

ｄカードと三井住友カード（NL）は、どちらもおすすめできるクレジットカードです。

クレジットカードは、経済圏選びの最初なので、悩む人も多いと思います。

まず、全体の比較を知りたい人向けの早見表はこちら。

項目／クレジットカード		ｄカード	三井住友カード（NL）
デザイン （通常）
ポイント還元率	基本還元率	1.0％	0.5％ ※200円ごとに１ポイント
	公共料金支払い	1.0％	0.5％
	クレカ積立 （上限積立額／月）	月５万円まで：1.1% 月５～７万：0.6％ 月７～10万：0.2％ （10万円）	0.5％ （10万円） ※年間利用額：10万円以上
発行～受取までの日数		１週間～３週間	１週間～２週間
利用可能枠（最大）		100万円	100万円
国際ブランド		VISA MasterCard	VISA MasterCard
ETCカード		初年度：無料 ２年目以降：550円 ※前年度利用で無料	550円 （前年度利用で無料）
付帯保険	旅行	〇 （国内・海外） ※29歳以下	〇 （海外）
	ショッピング	〇	ー
空港ラウンジ		ー	ー
その他の主な特典 経済圏のメリット		・スマホ料金割引（ドコモ・irumo） ・データ量増量（ahamo）	・ゴールドカードアップグレード （年間100万円以上利用）
申し込み条件		18歳以上 （高校生を除く）	18歳以上 （高校生を除く）

この表から、ポイント還元率以外では大きな差がないことが分かります。

この記事で詳しく比較する項目は、以下の５項目です。

ｄカードと三井住友カード（NL）のどちらを選ぶか悩んでいる人に向けて、各カードの比較・おすすめな人、二枚持ちの使い分け方法を分かりやすく解説していきます。

最後まで読むことで、ｄカードと三井住友カード（NL）のどちらを選ぶかの参考になりますよ。

それでは、よろしくお願いします。

ｄカードと三井住友カード（NL）を５項目で比較

ｄカードと三井住友カード（NL）について、以下の５項目で比較していきます。

それぞれについて説明していきます。

①ポイント還元率

ポイント還元率は、さらに以下の３つについて比較します。

それぞれについて、簡単に紹介していきます。

基本還元率

基本還元率は、以下の通り。

項目	ｄカード	三井住友カード（NL）
基本還元率	1.0％	0.5％

ｄカードが三井住友カード（NL）の２倍の還元率のため、ポイントを貯めやすいのはｄカードです。

クレカ積立（NISA）

投資を始めようと考えている人は、クレジットカード積立によるポイント還元率も重要です。

クレカ積立による還元率と、マネックス証券・SBI証券の基本情報をまとめた表がこちら。

積み立ては「数十年単位で継続」していくのが鉄則なので、キャンペーン（期間中・入会12ヶ月間など）のポイント還元率は考慮していません。

項目		ｄカード＆マネックス証券	三井住友カード（NL）＆SBI証券
クレカ積立 （投資信託）	ポイント還元率	月５万円まで：1.1% 月５～７万：0.6％ 月７～10万：0.2％	0.5％ ※年間利用額：10万円以上
	上限積立額／月	10万円	10万円
国内株式売買手数料 （現物・信用取引手数料）		55円～ ※NISA：無料	無料
本数	投資信託	1,773本	2,557本
	つみたて投資枠	234本	250本
口座開設数		267万超	1,300万超
外国株		米国株：5,000銘柄超 中国株：2,000銘柄超	米国株：5,211銘柄 中国株：1,290銘柄 アセアン株：540銘柄 韓国株：72銘柄 ロシア株：29銘柄

マネックス証券は、2024年9月27日より、ｄカードのクレカ積立でｄポイントが貯まるようになりました。

ちなみに、月５万円までの積み立てなら、６大経済圏の中でもっとも高い還元率です（月５万円以下かつ年会費無料のクレジットカード）。

ポイント還元率を重視する場合は、マネックス証券の方がおすすめです。

証券会社	クレカ積立のポイント還元率 ※月５万円まで
マネックス証券	1.1％
楽天証券	0.5％
auカブコム証券	0.5%
PayPay経済圏	0.7％
SBI証券	0.5％

毎月の積立額が大きくなるほど、ポイント還元率が下がっていく点は要注意です。

また、幅広い銘柄（外国株含む）に投資を考えている場合は、SBI経済圏の方がおすすめ。

積立額１万円ごとに、「もらえるポイント（年間）」と「ポイント還元率」を表にしていますので、参考にしてください。

マネックス証券のポイント還元率（下がり方）も分かりやすいと思います。

積立額／もらえるポイント（年間）	ｄカード＆マネックス証券 （還元率 変動制｜小数点第３位四捨五入）	三井住友カード（NL）＆SBI券 （還元率 0.5％）
１万円／月 （年間12万円）	1,320 （1.1％）	600
２万円／月 （年間24万円）	2,640 （1.1％）	1,200
３万円／月 （年間36万円）	3,960 （1.1％）	1,800
４万円／月 （年間48万円）	5,280 （1.1％）	2,400
５万円／月 （年間60万円）	6,600 （1.1％）	3,000
６万円／月 （年間72万円）	7,320 （1.02％）	3,600
７万円／月 （年間84万円）	8,040 （0.96％）	4,200
８万円／月 （年間96万円）	8,280 （0.86％）	4,800
9万円／月 （年間108万円）	8,520 （0.79％）	5,400
10万円／月 （年間120万円）	8,760 （0.73％）	6,000

積み立てる金額が低いほど、マネックス証券の方が効率が良くなります。

予定している積立額や銘柄から、どちらにするか検討しましょう。

ネットショッピングサイト

ｄカードなら、ｄショッピングで買い物をするとポイント還元率が高くなります。

三井住友カード（NL）は、ポイント還元率が高くなるネットショッピングサイトはありません。

項目	ｄカード＆ ｄショッピング	三井住友カード（NL）
ポイント還元率	３％	ー

ｄカードは、ｄショッピングで３％のポイント還元が受けられます。

また、2024年４月から、Amazonでもｄポイントが貯まるようになっています。

そもそもSBI経済圏には、ネットショッピングサイトがありません。

おすすめのネットショッピングサイトなどは、下記「SBI経済圏の始め方」で解説しています。

②ETCカード

ETCカードの年会費は下記の通り。

項目	ｄカード	三井住友カード（NL）
ETCカード	初年度：無料 ２年目以降：550円 ※前年度利用で無料	550円 （前年度利用で無料）

ｄカードは、初年度無料で、２年目以降も実質無料に近い内容です。

三井住友カード（NL）も、ｄカードと同条件で年会費無料。

③付帯保険

付帯保険の比較は以下の通り。

項目		ｄカード	三井住友カード（NL）
付帯保険	旅行	〇 （国内・海外） ※29歳以下	〇 （海外）
	ショッピング	〇	ー

ｄカードの旅行保険は、国内・海外ありますが、29歳以下のみの条件付き。

三井住友カード（NL）は海外のみですが、年齢の条件などはありません。

また、ショッピングに関する保険は、ｄカードのみ付帯しています。

④カードデザイン

クレジットカードのデザインは、ｄカードが全５種、三井住友カード（NL）が全３種。

デザインカード一覧などの詳細は、下記公式サイトから確認できます。

⑤その他の特典

ｄカードと三井住友カード（NL）その他の特典について、順番に紹介していきます。

ｄカードはｄショッピングでポイント還元率が上がります。

また、スマホプランに関する特典があります。

「irumo：0.5GBプラン」は、ｄカードお支払い割の対象外な点は要注意です。

irumoの3GBプランにｄカードお支払い割を適用した場合、割引率は約８％（187円 ÷ 2,167円＝0.086…）。

続いて、三井住友カード（NL）の特典についてです。

三井住友カード（NL）の大きな特典（メリット）として、スマホタッチ決済の高ポイント還元があります。

引用元：https://www.smbc-card.com/mem/cardinfo/cardinfo9001629.jsp

スマホのタッチ決済をするだけと、緩い条件で高いポイント還元率（７％）を受けられます（200円ごとに計算）。

さらに、セブンイレブンでは、ポイント還元率「10％」（200円ごとに計算）。

対象のコンビニ・飲食店を利用するなら、積極的にスマホタッチ決済を活用しましょう。

また、三井住友カード（NL）を年間100万円以上利用すると、ゴールドカードへのアップグレード案内が届きます。

通常の年会費5,500円なしで、ゴールドカードを持つことができます（審査あり）。

詳細や条件は、下記公式サイトから確認できます。

ｄカードと三井住友カード（NL）はどっちがおすすめ？

ｄカードがおすすめな人、三井住友カード（NL）がおすすめな人の特徴をまとめると以下の通り。

どちらも使いやすいクレジットカードですが、１枚だけ持つなら基本還元率の高いｄカードを推したいです。

とはいえ、三井住友カード（NL）にはｄカードにない強みがあるので、二枚持ちして使い分けるのもおすすめ。

年間で100万円以上のカード利用が見込める場合は、三井住友カード ゴールド（NL）も選択肢になります。

年会費が無料になり、ゴールドカードの特典を利用できるため、ｄカードよりお得に使える可能性があります。

ｄカードと三井住友カード（NL）を二枚持ちした場合の使い分け

ｄカードと三井住友カード（NL）は、二枚持ちでもお得に使えます。

基本的には、還元率の高いｄカードをメインで使います。

ゴールドカードへのアップグレードを目指す場合は、三井住友カード（NL）優先です。

まとめ｜ｄカードと三井住友カード（NL）はどちらもおすすめ｜経済圏で選ぶのが基本

ｄカードと三井住友カード（NL）は、使いやすいクレジットカードでどちらもおすすめできます。

冒頭の比較早見表を再度紹介します。

項目／クレジットカード		ｄカード	三井住友カード（NL）
デザイン （通常）
ポイント還元率	基本還元率	1.0％	0.5％ ※200円ごとに１ポイント
	公共料金支払い	1.0％	0.5％
	クレカ積立 （上限積立額／月）	月５万円まで：1.1% 月５～７万：0.6％ 月７～10万：0.2％ （10万円）	0.5％ （10万円） ※年間利用額：10万円以上
発行～受取までの日数		１週間～３週間	１週間～２週間
利用可能枠（最大）		100万円	100万
国際ブランド		VISA MasterCard	VISA MasterCard
ETCカード		初年度：無料 ２年目以降：550円 ※前年度利用で無料	550円 （前年度利用で無料）
付帯保険	旅行	〇 （国内・海外） ※29歳以下	〇 （海外）
	ショッピング	〇	ー
空港ラウンジ		ー	ー
その他の主な特典 経済圏のメリット		・スマホ料金割引（ドコモ・irumo） ・データ量増量（ahamo）	・ゴールドカードアップグレード （年間100万円以上利用）
申し込み条件		18歳以上 （高校生を除く）	18歳以上 （高校生を除く）

また、どちらにするか迷ったら、以下を参考にしてください。

基本的には、経済圏をベースに考えるとお得に利用できますよ。

また、ドコモグループ・SBIグループの両方のサービスを使っている人などは、二枚持ちもおすすめ。

それぞれの経済圏について詳しく知りたい人は、ぜひこちらもご覧ください。

最後まで読んでいただきありがとうございました。