【早見表あり】ｄカードのシルバーとゴールドの違いは？｜９項目で比較します

こんな疑問に答えます。

ｄカード（シルバー）は、年会費が無料のクレジットカード。

ｄカードゴールドは、年会費が11,000円かかる上位ランクのクレジットカードです。

年会費がかかる分、ｄカードゴールドにはさまざまな特典やシルバーよりお得な面があります。

まず、ｄカード（シルバー）とｄカードゴールドの違いが分かる、比較早見表はこちら。

項目／クレジットカード		ｄカード（シルバー）	ｄカードゴールド
デザイン （通常）
年会費		無料	11,000円
ポイント還元率	基本還元率	1.0％	1.0％
	公共料金支払い	1.0％	1.0％
	クレカ積立 （上限積立額／月）	月５万円まで：1.1% 月５～７万：0.6％ 月７～10万：0.2％ （10万円）	1.1% （10万円）
発行～受取までの日数		１週間～３週間	１週間～３週間
利用可能枠（最大）		100万円	300万円
国際ブランド		VISA MasterCard	VISA MasterCard
ETCカード		初年度：無料 ２年目以降：550円 ※前年度利用で無料	無料
付帯保険	旅行	〇 （国内・海外） ※29歳以下	〇 （国内・海外）
	ショッピング	〇	〇
空港ラウンジ		ー	〇 （国内・ハワイ）
その他の主な特典 経済圏のメリット		・スマホ料金割引（ドコモ・irumo） ・データ量増量（ahamo）	・スマホ料金割引（ドコモ・irumo） ・データ量増量（ahamo） ・利用料金10％還元（ドコモ・ドコモ光）
申し込み条件		18歳以上 （高校生を除く）	・18歳以上（高校生を除く） ・安定した継続収入

ｄカードゴールドの方が保険や特典などが充実しています。

しかし、使い方によっては年会費分の元を取れない可能性もあるため、特典内容などを把握しておく必要があります。

この記事で詳しく比較する項目は、以下の９項目です。

ｄカード（シルバー）とｄカードゴールドのどちらを選ぶか悩んでいる人に向けて、各カードの比較・ｄカードゴールドがお得になる使い方・それぞれどんな人におすすめかを分かりやすく解説していきます。

最後まで読むことで、ｄカード（シルバー）とｄカードゴールドのどちらを選ぶかの参考になりますよ。

それでは、よろしくお願いします。

ｄカード（シルバー）とｄカードゴールドを９項目で比較

ｄカード（シルバー）とｄカードゴールドについて、以下の９項目で比較していきます。

それぞれについて説明していきます。

①年会費・申し込み条件

ｄカード（シルバー）とｄカードゴールドの「年会費・申し込み条件」は以下の通り。

クレジットカード	年会費	申し込み条件
ｄカード（シルバー）	無料	18歳以上（高校生を除く）
ｄカードゴールド	11,000円	・18歳以上（高校生を除く） ・安定した継続収入

ｄカードゴールドは、年会費がかかり、申し込み条件も厳しくなっていきます。

②ポイント還元率

ポイント還元率は、さらに以下の２つについて比較します。

それぞれについて、簡単に紹介していきます。

基本還元率

基本還元率は、ｄカード（シルバー）・ｄカードゴールドともに「1.0％」です。

年会費無料のｄカード（シルバー）でも、高い還元率を受けられます。

クレカ積立（NISA）

投資を始めようと考えている人は、クレジットカード積立によるポイント還元率も重要です。

クレカ積立による還元率と、マネックス証券の基本情報をまとめた表がこちら。

積み立ては「数十年単位で継続」していくのが鉄則なので、キャンペーン（期間中・入会12ヶ月間など）のポイント還元率は考慮していません。

項目		ｄカード（シルバー）＆ マネックス証券	ｄカードゴールド＆ マネックス証券
クレカ積立 （投資信託）	ポイント還元率	月５万円まで：1.1% 月５～７万：0.6％ 月７～10万：0.2％	1.1%
	上限積立額／月	10万円	10万円
国内株式売買手数料 （現物・信用取引手数料）		55円～ ※NISA：無料	55円～ ※NISA：無料
本数	投資信託	1,773本	1,773本
	つみたて投資枠	234本	234本
口座開設数		267万超	267万超
外国株		米国株：5,000銘柄超 中国株：2,000銘柄超	米国株：5,000銘柄超 中国株：2,000銘柄超

マネックス証券は、2024年9月27日より、ｄカードのクレカ積立でｄポイントが貯まるようになりました。

積立額が月５万円までなら、ｄカード（シルバー）とｄカードゴールドに差はありません。

月５万円以上積み立てる（予定）場合は、ｄカードゴールドの方が、より多くポイント還元を受けられます。

ｄカード（シルバー）は、毎月の積立額が大きくなるほど、ポイント還元率が下がっていく点に要注意です。

積立額１万円ごとに、「もらえるポイント（年間）」と「ポイント還元率」を表にしていますので、参考にしてください。

ｄカード（シルバー）のポイント還元率（下がり方）も、分かりやすいと思います。

積立額／もらえるポイント（年間）	ｄカード（シルバー）＆マネックス証券 （還元率 変動制｜小数点第３位四捨五入）	ｄカードゴールド＆マネックス証券 （還元率 1.1％）
１万円／月 （年間12万円）	1,320 （1.1％）	1,320
２万円／月 （年間24万円）	2,640 （1.1％）	2,640
３万円／月 （年間36万円）	3,960 （1.1％）	3,960
４万円／月 （年間48万円）	5,280 （1.1％）	5,280
５万円／月 （年間60万円）	6,600 （1.1％）	6,600
６万円／月 （年間72万円）	7,320 （1.02％）	7,920
７万円／月 （年間84万円）	8,040 （0.96％）	9,240
８万円／月 （年間96万円）	8,280 （0.86％）	10,560
9万円／月 （年間108万円）	8,520 （0.79％）	11,800
10万円／月 （年間120万円）	8,760 （0.73％）	13,200

予定している積立額や銘柄から、どちらにするか検討しましょう。

③利用可能枠（最大）

利用可能枠（最大）は以下の通り。

クレジットカード	利用可能枠（最大）
ｄカード（シルバー）	100万円
ｄカードゴールド	300万円

利用可能枠「100万円」で足りない人は、ｄカードゴールドを選択せざるを得ません。

それぞれの用途や状況によって、選ぶ必要があります。

④ETCカード

ETCカードの年会費は下記の通り。

項目	ｄカード（シルバー）	ｄカードゴールド
ETCカード	初年度：無料 ２年目以降：550円 ※前年度利用で無料	無料

ｄカード（シルバー）は、初年度無料で、２年目以降も実質無料に近い内容です。

ｄカードゴールドは、利用条件にかかわらず、ETCカードの年会費は無料。

⑤付帯保険

付帯保険の比較は以下の通り。

クレジットカード	付帯保険
	国内旅行保険	海外旅行保険	ショッピング・動産保険
ｄカード（シルバー）	〇 （最高1,000万円） ※29歳以下	〇 （最高2,000万円） ※29歳以下	〇 （最高100万円）
ｄカードゴールド	〇 （最高5,000万円）	〇 （最高1億円）	〇 （最高300万円）

ｄカード（シルバー）にも旅行保険が付帯されますが、29歳以下のみの条件付き。

30歳以上で旅行保険を付帯したい場合は、ｄカードゴールドを選ぶ必要があります。

ショッピングに関する保険は、補償額に差はあるものの両カードに付帯しています。

⑥ケータイ補償サービス

ケータイ補償サービスの比較は以下の通り。

項目	ｄカード（シルバー）	ｄカードゴールド
年間補償限度額	最大10,000円	最大100,000円
補償期間	購入後１年以内	購入後３年以内
事故時の自己負担	無料	無料
年間利用回数	年１回まで	年１回まで

ｄカードはドコモのクレジットカードなので、スマホ端末本体に対する補償も付帯しています。

スマホ端末は高価なので、ありがたい特典です。

2026年１月上旬より、補償内容のリニューアルが予定されています。

⑦空港ラウンジ

利用できる空港ラウンジの比較は、以下の通り。

項目	ｄカード（シルバー）	ｄカードゴールド
空港ラウンジ	ー	〇 （国内・ハワイ）

ｄカード（シルバー）は、利用できる空港ラウンジはありません。

ｄカードゴールドは、国内（34ヶ所）・ハワイ（１ヶ所）の空港ラウンジが利用可能です。

特典の内容や利用できる空港ラウンジは、以下の公式サイトから確認できます。

⑧カードデザイン

クレジットカードのデザインは、ｄカード（シルバー）が全５種、ｄカードゴールドが全３種。

デザインカード一覧などの詳細は、下記公式サイトから確認できます。

⑨その他の特典

ｄカード（シルバー）とｄカードゴールドには、その他にも以下のような特典があります。

irumo（0.5GBプラン）は割引の対象外です。

irumoの3GBプランにｄカードお支払割を適用した場合、割引率は約８％（187円 ÷ 2,167円＝0.086…）。

また、ｄカードゴールドには、その他に主な特典が以下の２つあります。

詳細は、次見出しの「ｄカードゴールドがお得になる使い方」で紹介していきます。

【損益分岐点】ｄカードゴールドがお得になる使い方は？

ｄカードゴールドの年会費11,000円の元を取るためには、以下の２つの特典をうまく使う必要があります。

１つずつ特典の内容について紹介していきます。

年間利用特典：10,000円相当

ｄカードゴールドには、年間ご利用額特典があります。

年間で100万円以上利用すると、10,000円（税込）相当の特典（クーポン）がもらえます（2024年配布分までは、11,000円相当）。

2024年の配布クーポン交換先は、ふるさとチョイス、花王、ソニー、高島屋など。

このクーポンだけで、年会費11,000円分の元をほとんど取ることができます。

年間で100万円以上利用するためには、毎月83,333円以上をｄカードゴールドで支払う必要があります。

かなりの金額になるため、メインの支払い方法はｄカードゴールドに。

また、利用額の対象外となる支払いがあるため、必ず確認しましょう。

ドコモ・ドコモ光：利用料金の10％ポイント還元

ドコモ（スマホ料金）・ドコモ光（インターネット回線）の利用料金をｄカードゴールドで支払うと、10％ポイント還元されます（1,000円（税抜）ごとに100ポイント）。

ポイント還元率が高く、ドコモ・ドコモ光ユーザーならｄカードゴールドはおすすめです。

また、対象となるドコモのプランは、eximo・eximoポイ活のみ（ahamo・irumoは対象外）。

ドコモとドコモ光の利用状況・料金に対するポイント還元は、それぞれ以下の通り。

ドコモ 各プラン利用状況：基本料金（税抜）	みんなドコモ割／ ドコモ光セット割※１	月額料金（税抜） ※２ ｄカードお支払割込	もらえるポイント※３
			月	年
eximo：4,150円 （データ量：1GB未満）	なし	3,980円	300	3,600
	割引１種	2,980円	200	2,400
	割引２種	1,980円	100	1,200
eximo：5,150円 （データ量：1GB～3GB）	なし	4,980円	400	4,800
	割引１種	3,980円	300	3,600
	割引２種	2,980円	200	2,400
eximo：6,650円 （データ量：3GB～無制限）	なし	6,480円	600	7,200
	割引１種	5,480円	500	6,000
	割引２種	4,480円	400	4,800
eximoポイ活：9,650円	なし	9,480円	900	10,800
	割引１種	8,480円	800	9,600
	割引２種	7,480円	700	8,400

ドコモ光・home 5G 各プラン利用状況：基本料金（税抜）※４	もらえるポイント ※３
	月	年
ドコモ光 10ギガ：5,800円 （マンション・戸建共通）	500	6,000
ドコモ光 1ギガ：4,000円 （マンション）	400	4,800
ドコモ光 1ギガ：5,200円 （戸建）	500	6,000
home 5G：4,500円	400	4,800

表内補足事項
※１ 各割引額は1,000円（税抜）。ドコモ光セット割には「home 5Gセット割」を含む
※２ ｄカードお支払割は反映（eximo・eximoポイ活）
※３ ポイント還元10％は、1,000円（税抜）ごとに100ポイントで計算（例：9,650円なら900ポイント）
※４ ドコモ光の料金は、各プランの最安で計算

ドコモ「eximoポイ活」を割引なしで利用している場合は、10,800ポイント還元されるため、年会費分の元はほとんど取れます。

また、ドコモ・ドコモ光を併用している場合、最安の組み合わせでも「6,000ポイント」が還元されます。

ポイント還元を加味した場合、ドコモ・ドコモ光ユーザーならｄカードゴールドの方がコスパが良くなりやすいです。

ｄカード（シルバー）とｄカードゴールド｜どんな人におすすめ？

それぞれどんな人におすすめか、特徴をまとめると以下の通り。

基本の還元率が同じため、ｄカードゴールドの特典を使えるかどうかがもっとも重要なポイントです。

スマホプランとしてコスパの良い「ahamo・irumo」を利用している場合は、ｄカードゴールドの恩恵が小さいため、基本的にはｄカード（シルバー）がおすすめ。

まとめ｜ｄカードゴールドは特典が充実｜ドコモ・ドコモ光ユーザーならゴールドがおすすめ

ｄカードのシルバーとゴールドでは、特典の内容が大きく違います。

ドコモ・ドコモ光ユーザーなら、お得に使える可能性が高いため、ｄカードゴールドの方がおすすめです。

冒頭の比較早見表を再度紹介します。

項目／クレジットカード		ｄカード（シルバー）	ｄカードゴールド
デザイン （通常）
年会費		無料	11,000円
ポイント還元率	基本還元率	1.0％	1.0％
	公共料金支払い	1.0％	1.0％
	クレカ積立 （上限積立額／月）	月５万円まで：1.1% 月５～７万：0.6％ 月７～10万：0.2％ （10万円）	1.1% （10万円）
発行～受取までの日数		１週間～３週間	１週間～３週間
利用可能枠（最大）		100万円	300万円
国際ブランド		VISA MasterCard	VISA MasterCard
ETCカード		初年度：無料 ２年目以降：550円 ※前年度利用で無料	無料
付帯保険	旅行	〇 （国内・海外） ※29歳以下	〇 （国内・海外）
	ショッピング	〇	〇
空港ラウンジ		ー	〇 （国内・ハワイ）
その他の主な特典 経済圏のメリット		・スマホ料金割引（ドコモ・irumo） ・データ量増量（ahamo）	・スマホ料金割引（ドコモ・irumo） ・データ量増量（ahamo） ・利用料金10％還元（ドコモ・ドコモ光）
申し込み条件		18歳以上 （高校生を除く）	・18歳以上（高校生を除く） ・安定した継続収入

また、どちらにするか迷ったら、以下を参考にしてください。

また、最初はｄカード（シルバー）を発行し、あとからランクアップすることも可能です。

ランクアップを検討している場合は、ｄカードゴールドがお得になる使い方を参考にしてください。

最後まで読んでいただきありがとうございました。