【二枚持ちも解説】au PAY カードとJCBカード Sを７項目から比較します

こんな疑問に答えます。

au PAY カードとJCBカード Sは、どちらも人気でおすすめできるクレジットカードです。

そのため、「どちらを選ぶか」、「二枚持ちはありなのか」など悩むことも多いですよね。

まず、全体の比較を知りたい人向けの早見表はこちら。

項目／クレジットカード		au PAY カード	JCBカード S
デザイン （通常）
年会費		無料	無料
貯まるポイント		Pontaポイント	Oki Dokiポイント
他ポイントへの交換		マイル（JAL） etc.	楽天ポイント dポイント Pontaポイント WAONポイント マイル（ANA、JAL） nanaco etc.
ポイント還元率	基本還元率	1.0％ ※100円につき1ポイント ※1回の利用額ごとに計算	0.1%（0.4%） ※1,000円につき1ポイント ※毎月の利用額合計で計算
	公共料金支払い	1.0％	0.1%（0.4%）
	クレカ積立 （上限積立額／月）	0.5％ （10万円）	毎月のカード利用額 5万円以上：0.1%（0.4%） 5万円未満：0.0%（0.0%） （10万円）
国際ブランド		VISA MasterCard AMEX	JCB
タッチ決済		対応	対応
ETCカード		年会費：無料 発行手数料：1,100円 ※１年以内に利用で通行料から差し引き	無料
家族カード	年会費	無料	無料
	枚数	9枚	2枚
付帯保険	国内旅行	ー	ー
	海外旅行	最高2,000万円	最高2,000万円
	ショッピング	年間100万円	年間100万円 ※海外のみ
	その他	ー	JCBスマートフォン保険 （年間30,000円）
空港ラウンジ	有無	なし	なし
	利用可能な空港	ー	ー
その他の特典や ポイントが貯まる 提携サービスなど	ネットショッピングサイト	au PAY マーケット	〇
	実店舗	〇	〇
	銀行 （引き落とし口座）	auじぶん銀行	ー
	ポイントサイト （ポイントモール）	Pontaボーナスパーク	Oki Dokiランド
	その他	au UQモバイル	クラブオフ（優待サービス）
発行～受取までの日数		約1～2週間	約1週間
利用可能枠（最大）		ー	ー
締日→引き落とし日		・毎月15日締め→翌月10日 ・毎月10日締め→翌月4日	毎月15日→翌月10日
申し込み条件		・18歳以上（高校生を除く） ・定期収入 ・au ID	・18歳以上（高校生を除く） ・安定継続収入
公式サイト		au PAY カード	JCBカード S

Oki Dokiポイントについて
Oki Dokiポイントは、1ポイントの価値が1円ではありません。
3～5円相当のポイントなどに交換できるため、この記事では便宜上「1ポイント4円」として考えます。
そのため、比較対象との差が分かりやすいように、純粋なOki Dokiポイントの還元率と「1ポイント4円」で計算したポイント還元率を「0.1%（0.4%）」のように表記します。

また、2026年1月にOki Dokiポイントは「J-POINT」にリニューアルし、以下のように分かりやすくなります。
・ポイント還元率「0.5%（200円につき1ポイント）」
・1ポイント＝1円
公式サイト：J-POINT｜新ポイントプログラム

この表から、ポイント還元率を含め、カードの特徴が異なることが分かります。

この記事で詳しく比較する項目は、以下の７項目です。

au PAY カードとJCBカード Sのどちらを選ぶか悩んでいる人に向けて、各カードの比較・おすすめな人、二枚持ちの使い分け方法を分かりやすく解説していきます。

最後まで読むことで、au PAY カードとJCBカード Sのどちらを選ぶかの参考になりますよ。

それでは、よろしくお願いします。

au PAY カードとJCBカード Sを７項目で比較

au PAY カードとJCBカード Sについて、以下の７項目で比較していきます。

それぞれについて説明していきます。

①ポイント還元率

ポイント還元率は、さらに以下の４つについて比較します。

それぞれについて、簡単に紹介していきます。

基本還元率

基本還元率は、以下の通り。

項目	au PAY カード	JCBカード S
基本還元率	1.0％ ※100円につき1ポイント ※1回の利用額ごとに計算	0.1%（0.4%） ※1,000円につき1ポイント ※毎月の利用額合計で計算

au PAY カードが「1.0%」と、JCBカード S「0.1%（0.4%）」の実質還元率より高いです。

基本還元率の面では、au PAY カードがお得です。

ポイント還元の計算方法は、1回ごとに計算するより、毎月の利用額合計で計算する方が効率が良くなります。

また、Oki Dokiポイントは、1ポイントの価値が1円ではありません。

ポイントの交換先・レートは以下の通りです。

3～5円相当のポイントなどに交換できるため、この記事では便宜上「1ポイント4円」として考えます。

そのため、比較対象との差が分かりやすいように、純粋なOki Dokiポイントの還元率と「1ポイント4円」で計算したポイント還元率を「0.1%（0.4%）」のように表記します。

2026年1月にOki Dokiポイントは「J-POINT」にリニューアルし、以下のように分かりやすくなります。
・ポイント還元率「0.5%（200円につき1ポイント）」
・1ポイント＝1円
公式サイト：J-POINT｜新ポイントプログラム

公共料金支払い

公共料金支払いのポイント還元率は、以下の通り。

項目	au PAY カード	JCBカード S
公共料金支払い	1.0%	0.1%（0.4%）

au PAY カードもJCBカード Sも、基本還元率と同じポイント還元を受けられます。

そのため、公共料金支払いはau PAY カードの方がお得です。

クレカ積立（NISA）

投資を始めようと考えている人は、クレジットカード積立によるポイント還元率も重要です。

クレカ積立による還元率と、三菱ＵＦＪ eスマート証券（旧：auカブコム証券）と松井証券・SBI証券証券の基本情報をまとめた表がこちら。

積み立ては「数十年単位で継続」していくのが鉄則なので、キャンペーン（期間中・入会12ヶ月間など）のポイント還元率は考慮していません。

項目		au PAY カード＆ 三菱ＵＦＪ eスマート証券	JCBカード S＆松井証券	JCBカード S＆SBI証券
クレカ積立 （投信）	ポイント還元率	0.5％	毎月のカード利用額 5万円以上：0.1%（0.4%） 5万円未満：0.0%（0.0%）	毎月のカード利用額 5万円以上：0.1%（0.4%） 5万円未満：0.0%（0.0%）
	上限積立額／月	10万円	10万円	10万円
国内株式売買手数料 （現物・信用取引手数料）		１日100万円まで無料 （１日定額手数料コース）	1日50万円まで：無料 ※25歳以下：無料 ※NISA：無料	無料
本数	投資信託	1,850本	1,906本	2,557本
	つみたて投資枠	240本	273本	250本
口座開設数		173万超	150万超	1,300万超
外国株		米国株：1,979銘柄超	米国株：5,827銘柄	米国株：5,211銘柄 中国株：1,290銘柄 アセアン株：540銘柄 韓国株：72銘柄 ロシア株：29銘柄

手数料や銘柄数などから、３つともおすすめできる組み合わせです。

あなたの重視するポイントによって、証券会社を検討しましょう。

積立額ごとに、「もらえるポイント（年間）」と「ポイント還元率」を表にしていますので、参考にしてください。

積立額／もらえるポイント	au PAY カード ＆三菱ＵＦＪ eスマート証券 （還元率 0.5％）	JCBカード S ＆松井証券・SBI証券 （還元率0.1%(0.4%)）
１万円／月 （年間12万円）	600	120（480）
２万円／月 （年間24万円）	1,200	240（960）
３万円／月 （年間36万円）	1,800	360（1,440）
５万円／月 （年間60万円）	3,000	600（2,400）
７万円／月 （年間84万円）	4,200	840（3,360）
10万円／月 （年間120万円）	6,000	1,200（4,800）

ネットショッピングサイト

au PAY カードならau PAY マーケット、JCBカード SならAmazonで買い物をするとポイント還元率が高くなります。

項目	au PAY カード＆ au PAY マーケット	JCBカード S＆Amazon
ポイント還元率	最低：2.5％ 最大：10.0％	0.3%（1.2%）

au PAY カードは、au PAY マーケットで最低でも2.5％のポイント還元が受けられます。

また、買い得メンバーズの条件達成で、最大10％までポイント還元率を上げることができます。

②国際ブランド

各クレジットカードで選べる国際ブランドは、以下の通り。

項目	au PAY カード	JCBカード S
国際ブランド	VISA MasterCard AMEX	JCB

JCBカード Sは、「JCBのみ」です。

JCBブランド以外のクレジットカードが欲しい場合は、au PAY カードがおすすめです。

③ETCカード

ETCカードの年会費は下記の通り。

項目	au PAY カード	JCBカード Ｓ
ETCカード	年会費：無料 発行手数料：1,100円 ※１年以内に利用で通行料から差し引き	無料

JCBカード Sは、年会費やその他費用もかかりません。

au PAY カードは発行手数料がかかりますが、１年以内に利用することで通行料から差し引かれるため、実質無料です。

④家族カード

家族カードの比較は以下の通り。

項目		au PAY カード	JCBカード S
家族カード	年会費	無料	無料
	発行可能枚数	9枚	2枚

どちらも家族カードに年会費はかかりませんが、発行できる枚数には大きな差があります。

特に、JCBカード Sは2枚までしか発行できません。

⑤付帯保険

付帯保険の比較は以下の通り。

項目		au PAY カード	JCBカード S
付帯保険	国内旅行	ー	ー
	海外旅行	最高2,000万円	最高2,000万円
	ショッピング	年間100万円	年間100万円 ※海外のみ
	その他	ー	JCBスマートフォン保険 （年間30,000円）

au PAY カードもJCBカード Sも、海外旅行とショッピングに関する保険が付帯しています。

JCBカード Sのショッピングに関する保険は、海外での購入分のみが補償対象です。

また、JCBカード Sには、JCBスマートフォン保険も付帯しています。

付帯保険の面では、大きな差はありません。

⑥カードデザイン

クレジットカードのデザインは、au PAY カードは全１種、JCBカード Sは全３種。

デザインカード一覧、詳細は下記公式サイトから確認できます。

⑦その他の特典など

最後に、その他の特典やポイントが貯まるサービスなどの比較です。

項目		au PAY カード	JCBカード S
その他の特典や ポイントが貯まる 提携サービスなど	ネットショッピングサイト	au PAY マーケット	〇
	実店舗	〇	〇
	銀行 （引き落とし口座）	auじぶん銀行	ー
	ポイントサイト （ポイントモール）	Pontaボーナスパーク	Oki Dokiランド
	その他	au UQモバイル	クラブオフ（優待サービス）

それぞれについて、簡単に補足説明していきます。

au PAY カード

au PAY カードはau PAY マーケットでポイント還元率が上がります。

Pontaポイントカードが使えるお店でポイントカードを提示すれば、クレジットカード利用分に加えて、ポイントを貯めることができます（Pontaポイント提携店・サービス：公式サイト）。

さらに、au PAYの支払いで、よりPontaポイントが貯まる「au PAY Pontaアップ店」もあります。

au PAYについて
au PAY カードによるau PAYの残高チャージは、ポイント還元の対象外ですが、「au PAY Pontaアップ店」では通常のクレジットカード払いよりもポイント還元率は高くなるところもあります。

au PAY カードの引き落とし口座には、auじぶん銀行がおすすめ。

同じauのサービスなので、特に理由がない限りはauじぶん銀行が無難です。

また、Pontaポイントが貯まるポイントサイト（ポイントモール）に、Pontaボーナスパークがあります。

au PAY カードを発行する場合は、こちらも利用することで、効率的にPontaポイントを貯めることができますよ。

最後に、au PAY カードはスマホ回線に関する特典もあります。

au系のスマホ回線を利用している場合は、この特典の恩恵も受けられます。

JCBカード S

JCBカード Sは、JCBオリジナルシリーズのパートナー店でポイント還元率が上がります（JCBオリジナルシリーズ）。

特に、スターバックスやディズニープラスのポイント還元率が高くおすすめです。

J-POINTへのリニューアル以降も、パートナー店は拡大予定（J-POINTについて）。

また、Oki Dokiポイントが貯まるポイントサイト（ポイントモール）に、Oki Dokiランドがあります。

Amazonや楽天市場などの利用前に経由するだけで、Oki Dokiポイントがもらえてお得です。

JCBカード Sを発行する場合は、こちらも利用することで、効率的にOki Dokiポイントを貯めることができますよ。

最後に、JCBカード Sのクラブオフ（優待サービス）について紹介します。

引用元：https://www.jcb.co.jp/benefits/cluboff/

上記のようなお店で優待・割引を受けられます。

JCBカード Sを発行するなら、このクラブオフを積極的に活用するのがおすすめです。

au PAY カードとJCBカード Sはどっちがおすすめ？

au PAY カードがおすすめな人、JCBカード Sがおすすめな人の特徴をまとめると以下の通り。

クレジットカードを一枚だけにしたい場合、基本の還元率が高いau PAY カードがおすすめ。

それぞれ強みが違うので、どちらか決めきれない場合は二枚持ちもありです。

特に、パートナー店の利用が多い場合や優待サービスを利用したいなら、二枚持ちがおすすめです。

au PAY カードとJCBカード Sを二枚持ちした場合の使い分け

繰り返しですが、au PAY カードとJCBカード Sは、はっきりと強みが違います。

どちらも魅力的に思うなら、二枚持ちがおすすめです。

二枚持ちした場合の主な使い分けは、以下の通り。

基本的には、au PAY カードよりJCBカード Sがお得になるのは、主に上記の２パターン。

それ以外は、ポイント還元率が高いau PAY カード（au PAYを含む）で支払うのがおすすめです。

①→⑥の順にポイント還元率が高くなっていきます。

クレジットカードではなく「au PAY」で支払う方がお得になることもあります。

特に、au PAY Pontaアップ店とたぬきの吉日（毎月「5の付く日」と「8日」）を意識するのがおすすめです。

また、JCBオリジナルシリーズパートナー店は、ポイント還元率が高いです。

そのため、JCBカード Sを発行するなら、よく利用するお店・サービスがないかチェックしておきましょう 。

まとめ｜au PAY カードとJCBカード Sはどちらもコスパよし！迷うなら二枚持ちもあり

au PAY カードとJCBカード Sは、年会費無料でお得なメリットのあるクレジットカードです。

どちらを選んでもコスパ良く支払いができますよ。

冒頭の比較早見表を再度紹介します。

項目／クレジットカード		au PAY カード	JCBカード S
デザイン （通常）
年会費		無料	無料
貯まるポイント		Pontaポイント	Oki Dokiポイント
他ポイントへの交換		マイル（JAL） etc.	楽天ポイント dポイント Pontaポイント WAONポイント マイル（ANA、JAL） nanaco etc.
ポイント還元率	基本還元率	1.0％ ※100円につき1ポイント ※1回の利用額ごとに計算	0.1%（0.4%） ※1,000円につき1ポイント ※毎月の利用額合計で計算
	公共料金支払い	1.0％	0.1%（0.4%）
	クレカ積立 （上限積立額／月）	0.5％ （10万円）	毎月のカード利用額 5万円以上：0.1%（0.4%） 5万円未満：0.0%（0.0%） （10万円）
国際ブランド		VISA MasterCard AMEX	JCB
タッチ決済		対応	対応
ETCカード		年会費：無料 発行手数料：1,100円 ※１年以内に利用で通行料から差し引き	無料
家族カード	年会費	無料	無料
	枚数	9枚	2枚
付帯保険	国内旅行	ー	ー
	海外旅行	最高2,000万円	最高2,000万円
	ショッピング	年間100万円	年間100万円 ※海外のみ
	その他	ー	JCBスマートフォン保険 （年間30,000円）
空港ラウンジ	有無	なし	なし
	利用可能な空港	ー	ー
その他の特典や ポイントが貯まる 提携サービスなど	ネットショッピングサイト	au PAY マーケット	〇
	実店舗	〇	〇
	銀行 （引き落とし口座）	auじぶん銀行	ー
	ポイントサイト （ポイントモール）	Pontaボーナスパーク	Oki Dokiランド
	その他	au UQモバイル	クラブオフ（優待サービス）
発行～受取までの日数		約1～2週間	約1週間
利用可能枠（最大）		ー	ー
締日→引き落とし日		・毎月15日締め→翌月10日 ・毎月10日締め→翌月4日	毎月15日→翌月10日
申し込み条件		・18歳以上（高校生を除く） ・定期収入 ・au ID	・18歳以上（高校生を除く） ・安定継続収入
公式サイト		au PAY カード	JCBカード S

クレジットカードを一枚だけにしたい場合、基本の還元率が高いau PAY カードがおすすめです。

それぞれ強みが違うので、JCBオリジナルシリーズパートナー店の利用が多いなら、二枚持ちもありです。

また、どちらにするか迷ったら、以下を参考にしてください。

どちらか決めきれない場合は、良いとこどりができる二枚持ちがおすすめ。

上記の３つ以上に当てはまるなら、二枚持ちしても各カードの恩恵を十分受けられます。

上記のように、カードの使い分けも簡単です。

最後まで読んでいただきありがとうございました。