【二枚持ちも解説】JCBカード Wと三菱ＵＦＪカードを７項目から比較します

こんな疑問に答えます。

JCBカード Wと三菱ＵＦＪカードは、どちらも人気でおすすめできるクレジットカードです。

そのため、「どちらを選ぶか」、「二枚持ちはありなのか」など悩むことも多いですよね。

まず、全体の比較を知りたい人向けの早見表はこちら。

項目／クレジットカード		JCBカード W JCBカード W plus L	三菱ＵＦＪカード
デザイン （通常）
年会費		無料 ※40歳以降も無料	無料
貯まるポイント		Oki Dokiポイント	グローバルポイント
他ポイントへの交換		楽天ポイント dポイント Pontaポイント WAONポイント マイル（ANA、JAL） nanaco etc.	楽天ポイント Pontaポイント dポイント WAONポイント nanaco マイル（JAL） etc.
ポイント還元率	基本還元率	0.2%（0.8%） ※1,000円につき2ポイント ※毎月の利用額合計で計算	0.1%（0.4%） ※1,000円につき1ポイント ※毎月の利用額合計で計算
	公共料金支払い	0.2%（0.8%）	0.1%（0.4%）
	クレカ積立 （上限積立額／月）	毎月のカード利用額 5万円以上：0.1%（0.4%） 5万円未満：0.0%（0.0%） （10万円）	0.1%（0.4%） （10万円）
国際ブランド		JCB	VISA MasterCard JCB AMEX
タッチ決済		対応	対応
ETCカード		無料	年会費：無料 新規発行手数料：1,100円
家族カード	年会費	無料	無料
	枚数	2枚	9枚
付帯保険	国内旅行	ー	ー
	海外旅行	最高2,000万円	最高2,000万円
	ショッピング	年間100万円 ※海外のみ	年間100万円
	その他	JCBスマートフォン保険 （年間30,000円）	ー
空港ラウンジ	有無	なし	なし
	利用可能な空港	ー	ー
その他の特典や ポイントが貯まる 提携サービスなど	ネットショッピングサイト	〇	ー
	実店舗	〇	〇
	銀行 （引き落とし口座）	ー	三菱UFJ銀行
	ポイントサイト （ポイントモール）	Oki Dokiランド	POINT名人.com
	その他	ー ※plus L：限定特典あり	ー
発行～受取までの日数		約1週間	約1～2週間
利用可能枠（最大）		ー	100万円 ※学生：30万円
締日→引き落とし日		毎月15日→翌月10日	毎月15日→翌月10日
申し込み条件		・18歳以上39歳未満 （高校生を除く） ・安定継続収入	・18歳以上（高校生を除く） ・安定した継続収入 ※学生用クレジットカードあり
公式サイト		JCBカード W	三菱ＵＦＪカード

Oki Dokiポイントについて
Oki Dokiポイントは、1ポイントの価値が1円ではありません。
3～5円相当のポイントなどに交換できるため、この記事では便宜上「1ポイント4円」として考えます。
そのため、比較対象との差が分かりやすいように、純粋なOki Dokiポイントの還元率と「1ポイント4円」で計算したポイント還元率を「0.2%（0.8%）」のように表記します。

また、2026年1月にOki Dokiポイントは「J-POINT」にリニューアルし、以下のように分かりやすくなります。
・ポイント還元率「0.5%（200円につき1ポイント）」
・1ポイント＝1円
公式サイト：J-POINT｜新ポイントプログラム

JCBカード W plus Lについて
「女性に嬉しい特典がある」というカードですが、男性でも作ることができます。
男性でも使いやすいシンプルな白のデザインもあるため、特典に興味があれば、男性でも「JCBカード W plus L」を選ぶメリットがあります。
JCBカード W plus Lの独自特典については後述していますが、基本的には通常のJCBカード Wと同じため、都度の比較は割愛しています。

グローバルポイントについて
グローバルポイントは、1ポイントの価値が1円ではありません。
3～5円相当のポイントなどに交換できるため、この記事では便宜上「1ポイント4円」として考えます。
そのため、比較対象との差が分かりやすいように、純粋なグローバルポイントの還元率と「1ポイント4円」で計算したポイント還元率を「0.1%（0.4%）」のように表記します。

この表から、ポイント還元率を含め、カードの特徴が異なることが分かります。

この記事で詳しく比較する項目は、以下の７項目です。

JCBカード Wと三菱ＵＦＪカードのどちらを選ぶか悩んでいる人に向けて、各カードの比較・おすすめな人、二枚持ちの使い分け方法を分かりやすく解説していきます。

最後まで読むことで、JCBカード Wと三菱ＵＦＪカードのどちらを選ぶかの参考になりますよ。

それでは、よろしくお願いします。

JCBカード Wと三菱ＵＦＪカードを７項目で比較

JCBカード Wと三菱ＵＦＪカードについて、以下の７項目で比較していきます。

それぞれについて説明していきます。

①ポイント還元率

ポイント還元率は、さらに以下の４つについて比較します。

それぞれについて、簡単に紹介していきます。

基本還元率

基本還元率は、以下の通り。

項目	JCBカード W	三菱ＵＦＪカード
基本還元率	0.2%（0.8%） ※1,000円につき2ポイント ※毎月の利用額合計で計算	0.1%（0.4%） ※1,000円につき1ポイント ※毎月の利用額合計で計算

JCBカード W「0.2%（0.8%）」と、三菱ＵＦＪカード「0.1%（0.4%）」の還元率より高いです。

基本還元率の面では、JCBカード Wがお得です。

また、各ポイントとも「1ポイント＝1円」の価値ではありません。

ポイントの交換先やレートなどは下記をご確認ください。

公共料金支払い

公共料金支払いのポイント還元率は、以下の通り。

項目	JCBカード W	三菱ＵＦＪカード
公共料金支払い	0.2%（0.8%）	0.1%（0.4%）

JCBカード Wも三菱ＵＦＪカードも、基本還元率と同じポイント還元を受けられます。

公共料金支払いでは、JCBカード Wの方がお得です。

クレカ積立（NISA）

投資を始めようと考えている人は、クレジットカード積立によるポイント還元率も重要です。

クレカ積立による還元率と、松井証券・SBI証券と三菱ＵＦＪ eスマート証券（旧：auカブコム証券）の基本情報をまとめた表がこちら。

積み立ては「数十年単位で継続」していくのが鉄則なので、キャンペーン（期間中・入会12ヶ月間など）のポイント還元率は考慮していません。

項目		JCBカード W ＆松井証券	JCBカード W ＆SBI証券	三菱ＵＦＪカード ＆三菱ＵＦＪ eスマート証券
クレカ積立 （投信）	ポイント還元率	毎月のカード利用額 5万円以上：0.1%（0.4%） 5万円未満：0.0%（0.0%）	毎月のカード利用額 5万円以上：0.1%（0.4%） 5万円未満：0.0%（0.0%）	0.1%（0.4%）
	上限積立額／月	10万円	10万円	10万円
国内株式売買手数料 （現物・信用取引手数料）		1日50万円まで：無料 ※25歳以下：無料 ※NISA：無料	無料	１日100万円まで無料 （１日定額手数料コース）
本数	投資信託	1,906本	2,557本	1,850本
	つみたて投資枠	273本	250本	240本
口座開設数		150万超	1,300万超	173万超
外国株		米国株：5,827銘柄	米国株：5,211銘柄 中国株：1,290銘柄 アセアン株：540銘柄 韓国株：72銘柄 ロシア株：29銘柄	米国株：1,979銘柄超

手数料や銘柄数などから、３つともおすすめできる組み合わせです。

証券会社の特徴・メリットは以下の通りです。

あなたの重視するポイントによって、証券会社を検討しましょう。

積立額ごとに、「もらえるポイント（年間）」と「ポイント還元率」を表にしていますので、参考にしてください。

積立額／もらえるポイント	JCBカード W ＆松井証券・SBI証券 （還元率0.1%(0.4%)）	三菱ＵＦＪカード ＆三菱ＵＦＪ eスマート証券 （還元率0.1%(0.4%)）
１万円／月 （年間12万円）	120（480）
２万円／月 （年間24万円）	240（960）
３万円／月 （年間36万円）	360（1,440）
５万円／月 （年間60万円）	600（2,400）
７万円／月 （年間84万円）	840（3,360）
10万円／月 （年間120万円）	1,200（4,800）

ネットショッピングサイト

JCBカード WならAmazonで買い物をするとポイント還元率が高くなります。

三菱ＵＦＪカードは、ポイント還元率が高くなるネットショッピングサイトはありません。

項目	JCBカード W＆Amazon	三菱ＵＦＪカード
ポイント還元率	0.4%（1.6%）	－

②国際ブランド

各クレジットカードで選べる国際ブランドは、以下の通り。

項目	JCBカード W	三菱ＵＦＪカード
国際ブランド	JCB	VISA MasterCard JCB AMEX

JCBカード Wは「JCB」のみ。

三菱ＵＦＪカードは「VISA・MasterCard・JCB・AMEX」の４つから選べます。

JCB以外のクレジットカードが欲しい場合、三菱ＵＦＪカードがおすすめです。

③ETCカード

ETCカードの年会費は下記の通り。

項目	JCBカード W	三菱ＵＦＪカード
ETCカード	無料	年会費：無料 新規発行手数料：1,100円

JCBカード Wは、年会費やその他費用もかかりません。

三菱ＵＦＪカードは、年会費は無料ですが、新規発行手数料として「1,100円」かかります。

④家族カード

家族カードの比較は以下の通り。

項目		JCBカード W	三菱ＵＦＪカード
家族カード	年会費	無料	無料
	発行可能枚数	2枚	9枚

どちらも家族カードに年会費はかかりませんが、発行できる枚数には大きな差があります。

特に、JCBカード Wは2枚までしか発行できません。

⑤付帯保険

付帯保険の比較は以下の通り。

項目		JCBカード W	三菱ＵＦＪカード
付帯保険	国内旅行	ー	ー
	海外旅行	最高2,000万円	最高2,000万円
	ショッピング	年間100万円 ※海外のみ	年間100万円
	その他	JCBスマートフォン保険 （年間30,000円）	ー

JCBカード Wは、海外旅行とショッピング（海外のみ）に関する保険が付帯しています。

また、JCBスマートフォン保険も付帯しています。

三菱ＵＦＪカードは、海外旅行とショッピングに関する保険が付帯しています。

⑥カードデザイン

クレジットカードのデザインは、JCBカード Wと三菱ＵＦＪカードは全１種のみ。

JCBカード W plus Lが全３種から選べます。

デザインカード一覧など、詳細は下記公式サイトから確認できます。

⑦その他の特典など

最後に、その他の特典やポイントが貯まるサービスなどの比較です。

項目		JCBカード W	三菱ＵＦＪカード
その他の特典や ポイントが貯まる 提携サービスなど	ネットショッピングサイト	〇	ー
	実店舗	〇	〇
	銀行 （引き落とし口座）	ー	三菱UFJ銀行
	ポイントサイト （ポイントモール）	Oki Dokiランド	POINT名人.com
	その他	ー ※plus L：限定特典あり	ー

それぞれについて、簡単に補足説明していきます。

JCBカード W

JCBカード Wは、JCBオリジナルシリーズのパートナー店でポイント還元率が上がります（JCBオリジナルシリーズ）。

特に、スターバックスやディズニープラスのポイント還元率が高くおすすめです。

J-POINTへのリニューアル以降も、パートナー店は拡大予定（J-POINTについて）。

また、Oki Dokiポイントが貯まるポイントサイト（ポイントモール）に、Oki Dokiランドがあります。

Amazonや楽天市場などの利用前に経由するだけで、Oki Dokiポイントがもらえてお得です。

JCBカード Wを発行する場合は、こちらも利用することで、効率的にOki Dokiポイントを貯めることができますよ。

最後に、JCBカード W plus Lの限定特典について紹介します。

上記の特典が気になる人は、男性でもJCBカード W plus Lがおすすめです。

三菱ＵＦＪカード

三菱ＵＦＪカードの主なメリットとして、対象店舗で最大20.0%ポイント還元があります。

ただ、「20.0%」還元は、最大の「1ポイント＝5円」で計算した場合のポイント還元率です。

そのため、純粋なグローバルポイントの還元率は「4.0%」、1ポイント＝4円で計算したポイント還元率は「16.0%」です。

以下の対象店舗では、無条件で「1.4%（5.6%）」のポイント還元を受けられます。

無条件で「1.4%（5.6%）」と高い還元率で、特に「OKストア」で使うという評判・口コミが多く見られます。

特典分のポイント還元について、注意点が以下の２つあります。

通常分のポイント還元は、毎月の利用額合計で計算されますが、特典分は対象店舗ごとに計算されます。

利用店舗	OKストア	スシロー	セブンイレブン	合計
利用金額／月	35,700円	6,800円	900円	43,400円
ポイント算出対象金額	35,000円	6,000円	0円	41,000円
特典分のポイント還元 （還元率：1.3%）	455グローバルポイント	78グローバルポイント	0グローバルポイント	533グローバルポイント

対象店舗ごとに計算されるため、期間中の利用額が1,000円に満たない店舗の利用分は、ポイント還元が受けられません。

また、毎月16日から翌月15日の期間で「利用額5万円まで」しか、特典分のポイント還元は受けられません。

5万円を超えた分の利用額については、通常分「0.1%（0.4%）」のみポイント還元を受けられます。

最大のポイント還元（公式でいう20.0%）を受けるには、ポイントアッププログラムにエントリーし、条件を達成する必要があります。

三菱ＵＦＪカードを発行する場合、三菱UFJ銀行の口座をあわせて開設するのがおすすめ。

ポイントアップの条件は、以下の通りです。

上記の条件を毎月達成することで、無条件分をあわせて最大「4.0%（16.0%）」のポイント還元を受けることができます。

三菱ＵＦＪカードをメインカードとした場合、☆マークを付けた項目は比較的簡単に達成できるので、ぜひチェックしてみてください。

「無条件分」と「☆マーク達成」だけでも、ポイント還元率が「2.8%（11.2%）」になります。

最後に、グローバルポイントが貯まるポイントサイト（ポイントモール）に、POINT名人.comがあります。

楽天市場やYahoo!ショッピングなどの利用前に経由するだけで、グローバルポイントがもらえてお得です。

三菱ＵＦＪカードを発行する場合は、こちらも利用することで、効率的にグローバルポイントを貯めることができますよ。

JCBカード Wと三菱ＵＦＪカードはどっちがおすすめ？

JCBカード Wがおすすめな人、三菱ＵＦＪカードがおすすめな人の特徴をまとめると以下の通り。

クレジットカードを一枚だけにしたい場合、基本の還元率が高いJCBカード Wがおすすめです。

それぞれ強みが違うので、どちらか決めきれない場合は二枚持ちもありです。

特に、OKストアなどの対象店舗の利用が多いなら、二枚持ちがおすすめです。

JCBカード Wと三菱ＵＦＪカードを二枚持ちした場合の使い分け

繰り返しですが、JCBカード Wと三菱ＵＦＪカードは、はっきりと強みが違います。

どちらも魅力的に思うなら、二枚持ちがおすすめです。

二枚持ちした場合の主な使い分けは、以下の通り。

基本的には、JCBカード Wより三菱ＵＦＪカードがお得になるのはポイントアップ対象店舗のみ。

それ以外は、ポイント還元率が高いJCBカード Wで支払うのがおすすめです。

支払方法別のポイント還元率は以下の通りです。

①→④の順にポイント還元率が高くなっていきます。

JCBオリジナルシリーズパートナー店や、三菱ＵＦＪカードのポイントアップ対象店舗を確認するのが重要です。

まとめ｜JCBカード Wと三菱ＵＦＪカードはどちらもコスパよし！迷うなら二枚持ちもあり

JCBカード Wと三菱ＵＦＪカードは、年会費無料でお得なメリットのあるクレジットカードです。

どちらを選んでもコスパ良く支払いができますよ。

冒頭の比較早見表を再度紹介します。

項目／クレジットカード		JCBカード W JCBカード W plus L	三菱ＵＦＪカード
デザイン （通常）
年会費		無料 ※40歳以降も無料	無料
貯まるポイント		Oki Dokiポイント	グローバルポイント
他ポイントへの交換		楽天ポイント dポイント Pontaポイント WAONポイント マイル（ANA、JAL） nanaco etc.	楽天ポイント Pontaポイント dポイント WAONポイント nanaco マイル（JAL） etc.
ポイント還元率	基本還元率	0.2%（0.8%） ※1,000円につき2ポイント ※毎月の利用額合計で計算	0.1%（0.4%） ※1,000円につき1ポイント ※毎月の利用額合計で計算
	公共料金支払い	0.2%（0.8%）	0.1%（0.4%）
	クレカ積立 （上限積立額／月）	毎月のカード利用額 5万円以上：0.1%（0.4%） 5万円未満：0.0%（0.0%） （10万円）	0.1%（0.4%） （10万円）
国際ブランド		JCB	VISA MasterCard JCB AMEX
タッチ決済		対応	対応
ETCカード		無料	年会費：無料 新規発行手数料：1,100円
家族カード	年会費	無料	無料
	枚数	2枚	9枚
付帯保険	国内旅行	ー	ー
	海外旅行	最高2,000万円	最高2,000万円
	ショッピング	年間100万円 ※海外のみ	年間100万円
	その他	JCBスマートフォン保険 （年間30,000円）	ー
空港ラウンジ	有無	なし	なし
	利用可能な空港	ー	ー
その他の特典や ポイントが貯まる 提携サービスなど	ネットショッピングサイト	〇	ー
	実店舗	〇	〇
	銀行 （引き落とし口座）	ー	三菱UFJ銀行
	ポイントサイト （ポイントモール）	Oki Dokiランド	POINT名人.com
	その他	ー ※plus L：限定特典あり	ー
発行～受取までの日数		約1週間	約1～2週間
利用可能枠（最大）		ー	100万円 ※学生：30万円
締日→引き落とし日		毎月15日→翌月10日	毎月15日→翌月10日
申し込み条件		・18歳以上39歳未満 （高校生を除く） ・安定継続収入	・18歳以上（高校生を除く） ・安定した継続収入 ※学生用クレジットカードあり
公式サイト		JCBカード W	三菱ＵＦＪカード

クレジットカードを一枚だけにしたい場合、基本の還元率が高いJCBカード Wがおすすめです。

それぞれ強みが違うので、三菱ＵＦＪカードのポイントアップ対象店舗の利用が多いなら、二枚持ちもありです。

また、どちらにするか迷ったら、以下を参考にしてください。

どちらか決めきれない場合は、良いとこどりができる二枚持ちがおすすめ。

上記の３つ以上に当てはまるなら、二枚持ちしても各カードの恩恵を十分受けられます。

上記のように、カードの使い分けも簡単です。

最後まで読んでいただきありがとうございました。