【二枚持ちも解説】イオンカードとリクルートカードを６項目から比較します

こんな疑問に答えます。

イオンカードとリクルートカードは、どちらも人気でおすすめできるクレジットカードです。

そのため、「どちらを選ぶか」、「二枚持ちはありなのか」など悩むことも多いですよね。

まず、全体の比較を知りたい人向けの早見表はこちら。

※リクルートカード
発行会社によって選べる国際ブランドが異なります。
異なる項目があるため、表を発行会社ごとに分けています。

※イオンカード
デザイン違いも含めると全51種類もあります（2025年7月18日時点）。
全てをまとめて比較するのは難しいため、「イオンカードセレクト」をベースに比較を進めていきます。
「クレジットカード・電子マネー（WAON）・キャッシュカード」を１枚で完結でき、万人におすすめできるカードです。

項目／クレジットカード		イオンカードセレクト	リクルートカード （VISA、MasterCard）	リクルートカード （JCB）
デザイン （通常）
年会費		無料	無料	無料
貯まるポイント		WAON POINT WAONポイント	リクルートポイント	リクルートポイント
他ポイントへの交換		dポイント マイル（JAL） Suica コジマ JRキューポ	dポイント Pontaポイント	dポイント Pontaポイント
ポイント還元率	基本還元率	0.5％ ※200円につき1ポイント	1.2% ※100円につき1.2ポイント ※小数点以下切り捨て	1.2% ※100円につき1.2ポイント ※小数点以下切り捨て
	公共料金支払い	0.5％	1.2%	1.2%
	クレカ積立 （上限積立額／月）	0.5％ （5万円）	ー	ー
国際ブランド		VISA MasterCard JCB	VISA MasterCard	JCB
タッチ決済		対応	非対応	対応
ETCカード		無料	年会費：無料 ※発行手数料：1,100円	無料
家族カード	年会費	無料	無料	無料
	枚数	3枚	19枚	8枚
付帯保険	国内旅行	ー	最高1,000万円	最高1,000万円
	海外旅行	ー	最高2,000万円	最高2,000万円
	ショッピング	年間50万円	年間200万円	年間200万円
	その他	ー	ー	ー
空港ラウンジ	有無	なし	なし	なし
	利用可能な空港	ー	ー	ー
その他の特典や ポイントが貯まる 提携サービスなど	ネットショッピングサイト	イオンスタイルオンライン イオンネットスーパー	ー	ー
	実店舗	〇	ー	ー
	銀行 （引き落とし口座）	イオン銀行	ー	ー
	ポイントサイト （ポイントモール）	イオンカードポイントモール	ー	ー
	その他	・毎月10日 ・お客さま感謝デー ・イオンシネマ ・ゴールドカードへのアップグレード etc.	じゃらん ホットペッパー系 etc.	じゃらん ホットペッパー系 etc.
発行～受取までの日数		約2週間～3週間	約1週間	約1週間
利用可能枠（最大）		－	ー	ー
締日→引き落とし日		月末→翌月27日	毎月15日→翌月10日	毎月15日→翌月10日
申し込み条件		・18歳以上 （高校生可：卒業年1月～） ・電話連絡可能	・18歳以上（高校生を除く） ・安定した収入	・18歳以上（高校生を除く） ・安定した収入
公式サイト		イオンカードセレクト	リクルートカード	リクルートカード

この表から、ポイント還元率を含め、カードの特徴が異なることが分かります。

この記事で詳しく比較する項目は、以下の６項目です。

イオンカードとリクルートカードのどちらを選ぶか悩んでいる人に向けて、各カードの比較・おすすめな人、二枚持ちの使い分け方法を分かりやすく解説していきます。

最後まで読むことで、イオンカードとリクルートカードのどちらを選ぶかの参考になりますよ。

それでは、よろしくお願いします。

イオンカードとリクルートカードを６項目で比較

イオンカードとリクルートカードについて、以下の６項目で比較していきます。

それぞれについて説明していきます。

リクルートカードの国際ブランドによる違いは、違いがある場合のみ、ブランドごとに表記しています。

①ポイント還元率

ポイント還元率は、さらに以下の４つについて比較します。

それぞれについて、簡単に紹介していきます。

基本還元率

基本還元率は、以下の通り。

項目	イオンカード	リクルートカード
基本還元率	0.5%	1.2%

リクルートカードがイオンカードの２倍以上の還元率です。

基本還元率の面では、リクルートカードがお得。

公共料金支払い

公共料金支払いのポイント還元率は、以下の通り。

項目	イオンカード	リクルートカード
公共料金支払い	0.5%	1.2%

イオンカードもリクルートカードも、基本還元率と同じポイント還元を受けられます。

そのため、公共料金支払いもリクルートカードがお得です。

クレカ積立（NISA）

投資を始めようと考えている人は、クレジットカード積立によるポイント還元率も重要です。

リクルートカードは、クレカ積立ができる証券会社がありません（2025年7月13日時点）。

イオンカードは、ウェルスナビで月5万円までNISAのクレカ積立ができますが、ロボアドバイザーによる自動運用で、年1.1%の運用手数料もかかります。

銘柄を選ぶ、売買するなどの手間がかからないのがメリットですが、自身で運用したい場合はデメリットになります。

自分で銘柄を選びたい、手数料を抑えたいと考えるなら、ぜひ以下の記事もチェックしてみてください。

積立額ごとに、「もらえるポイント（年間）」と「ポイント還元率」を表にしていますので、参考にしてください。

積立額／もらえるポイント（年間）	イオンカード＆ウェルスナビ （還元率0.5％）
１万円／月 （年間12万円）	600
２万円／月 （年間24万円）	1,200
３万円／月 （年間36万円）	1,800
４万円／月 （年間48万円）	2,400
５万円／月 （年間60万円）	3,000

ネットショッピングサイト

イオンカードならイオンスタイルオンラインなどで買い物をするとポイント還元率が高くなります。

リクルートカードは、ポイント還元率が高くなるネットショッピングサイトはありません。

項目	イオンカード＆ ・イオンスタイルオンライン ・イオンネットスーパー	リクルートカード
ポイント還元率	1.0～2.5％	－

②ETCカード

ETCカードの年会費は下記の通り。

項目	イオンカード	リクルートカード （VISA、MasterCard）	リクルートカード （JCB）
ETCカード	無料	年会費：無料 ※発行手数料：1,100円	無料

イオンカードとリクルートカード（JCB）では、年会費やその他費用もかかりません。

リクルートカード（VISA、MasterCard）は、年会費は無料ですが、発行手数料がかかる点に注意。

③家族カード

家族カードの比較は以下の通り。

項目		イオンカード	リクルートカード （VISA、MasterCard）	リクルートカード （JCB）
家族カード	年会費	無料	無料	無料
	発行可能枚数	3枚	19枚	8枚

どちらも家族カードに年会費はかかりませんが、発行できる枚数には大きな差があります。

特に、イオンカードは3枚までしか発行できません。

④付帯保険

付帯保険の比較は以下の通り。

項目		イオンカード	リクルートカード
付帯保険	国内旅行	ー	最高1,000万円
	海外旅行	ー	最高2,000万円
	ショッピング	年間50万円	年間200万円
	その他	ー	ー

イオンカードは、ショッピングに関する保険のみ付帯しています。

リクルートカードは、国内・海外の旅行保険ともに付帯しており、ショッピングに関する保険も付帯しています。

付帯保険を充実させたい場合は、リクルートカードがおすすめです。

イオンカードは、ゴールドカード（無料アップグレード）になると、旅行保険も付帯されます。

⑤カードデザイン

クレジットカードのデザインは、イオンカードセレクトが全４種、リクルートカードは全１種のみ。

イオンカードは、デザインによって、選べる国際ブランドが異なります。
また、イオンカードセレクト以外も含めるとデザインは全51種あります。

クレジットカードのデザインを好きなものから選びたい人は、イオンカードがおすすめです。

デザインカード一覧や選べる国際ブランドなど、詳細は下記公式サイトから確認できます。

⑥その他の特典など

最後に、その他の特典やポイントが貯まるサービスなどの比較です。

項目		イオンカード	リクルートカード
その他の特典や ポイントが貯まる 提携サービスなど	ネットショッピングサイト	イオンスタイルオンライン イオンネットスーパー	ー
	実店舗	〇	ー
	銀行 （引き落とし口座）	イオン銀行	ー
	ポイントサイト （ポイントモール）	イオンカードポイントモール	ー
	その他	・毎月10日 ・お客さま感謝デー ・イオンシネマ ・ゴールドカードへのアップグレード etc.	じゃらん ホットペッパー系 etc.

それぞれについて、簡単に補足説明していきます。

スルガ銀行リクルート支店は、メリットが大きくないと考えますので記載していません。
興味のある人は公式サイトをご確認ください（スルガ銀行リクルート支店）。

イオンカード

イオンカードならイオンスタイルオンライン・イオンネットスーパーなどでポイント還元率が高くなります。

イオンカード（AEON Payを含む）でお得に支払える、主なイベントは以下の通り。

イオンカードを発行するなら、このイベント・日付で積極的に利用しましょう。

さらに、WAONポイントが貯まりやすい「AEONCARD ポイントクラブ」があります。

イオンカードの引き落とし口座には、以下のメリットがあるイオン銀行がおすすめ。

同じイオンのサービスなので、特に理由がない限りはイオン銀行が無難です。

また、WAON POINTが貯まるポイントサイト（ポイントモール）に、イオンカードポイントモールがあります。

Yahoo!ショッピングや楽天市場などの利用前に経由するだけで、WAON POINTがもらえてお得です。

イオンカードを発行する場合は、こちらも利用することで、効率的にWAON POINTを貯めることができますよ。

最後に、イオンカードは、条件を満たすことで、年会費無料でゴールドカードへアップグレードできる可能性があります。

限定のお買物特典や付帯保険の充実など、さらにお得なカードになります。

よくイオングループを利用し、イオンカードを発行するなら、年間利用額50万円以上を目指したいところです。

以下の通り、年間50万円の利用対象にならないものもありますので、必ずご確認ください。

リクルートカード

基本の還元率が高い（1.2%）ですが、ポイントが貯まりやすいサービスなどは、イオンカードと比べると少ないです。

以下のサービスで最大3.2%のリクルートポイントが貯まります。

リクルートカードを発行する場合は、上記のサービスを積極的に活用するのがおすすめです。

貯まったポイントは、1:1のレートで「dポイント・Pontaポイント」に交換したり、Amazonでそのまま使うことができます。

イオンカードとリクルートカードはどっちがおすすめ？

イオンカードがおすすめな人、リクルートカードがおすすめな人の特徴をまとめると以下の通り。

クレジットカードを一枚だけにしたい場合、イオングループのお店・サービスを利用しているかどうかで判断しましょう。

イオングループを利用していない場合、還元率の高いリクルートカードを選びましょう。

それぞれ強みが違うので、どちらか決めきれない場合は二枚持ちもありです。

イオンカードとリクルートカードを二枚持ちした場合の使い分け

繰り返しですが、イオンカードとリクルートカードは、はっきりと強みが違います。

どちらも魅力的に思うなら、二枚持ちも選択肢の一つです。

二枚持ちした場合の主な使い分けは、以下の通り。

基本的には、ポイント還元率が高いリクルートカードを使いましょう。

付帯保険を利用したい場合も、リクルートカードで支払う必要があります。

イオンカードで年間50万円以上を目指す場合、50万円利用のめどが立つまでは、カードを使い分けず、イオンカードで支払いをするのがおすすめです。

50万円到達後は、ポイント還元率が高いリクルートカードを使いましょう。

①→③の順にポイント還元率が高くなっていきます。

イオンカードがお得な日・イベント以外は、基本的にリクルートカードのポイント還元率が高いです。

まとめ｜イオンカードとリクルートカードはどちらもコスパ！迷うなら二枚持ちもあり

イオンカードとリクルートカードは、年会費無料でお得なメリットのあるクレジットカードです。

どちらを選んでもコスパ良く支払いができますよ。

冒頭の比較早見表を再度紹介します。

項目／クレジットカード		イオンカードセレクト	リクルートカード （VISA、MasterCard）	リクルートカード （JCB）
デザイン （通常）
年会費		無料	無料	無料
貯まるポイント		WAON POINT WAONポイント	リクルートポイント	リクルートポイント
他ポイントへの交換		dポイント マイル（JAL） Suica コジマ JRキューポ	dポイント Pontaポイント	dポイント Pontaポイント
ポイント還元率	基本還元率	0.5％ ※200円につき1ポイント	1.2% ※100円につき1.2ポイント ※小数点以下切り捨て	1.2% ※100円につき1.2ポイント ※小数点以下切り捨て
	公共料金支払い	0.5％	1.2%	1.2%
	クレカ積立 （上限積立額／月）	0.5％ （5万円）	ー	ー
国際ブランド		VISA MasterCard JCB	VISA MasterCard	JCB
タッチ決済		対応	非対応	対応
ETCカード		無料	年会費：無料 ※発行手数料：1,100円	無料
家族カード	年会費	無料	無料	無料
	枚数	3枚	19枚	8枚
付帯保険	国内旅行	ー	最高1,000万円	最高1,000万円
	海外旅行	ー	最高2,000万円	最高2,000万円
	ショッピング	年間50万円	年間200万円	年間200万円
	その他	ー	ー	ー
空港ラウンジ	有無	なし	なし	なし
	利用可能な空港	ー	ー	ー
その他の特典や ポイントが貯まる 提携サービスなど	ネットショッピングサイト	イオンスタイルオンライン イオンネットスーパー	ー	ー
	実店舗	〇	ー	ー
	銀行 （引き落とし口座）	イオン銀行	ー	ー
	ポイントサイト （ポイントモール）	イオンカードポイントモール	ー	ー
	その他	・毎月10日 ・お客さま感謝デー ・イオンシネマ ・ゴールドカードへのアップグレード etc.	じゃらん ホットペッパー系 etc.	じゃらん ホットペッパー系 etc.
発行～受取までの日数		約2週間～3週間	約1週間	約1週間
利用可能枠（最大）		－	ー	ー
締日→引き落とし日		月末→翌月27日	毎月15日→翌月10日	毎月15日→翌月10日
申し込み条件		・18歳以上 （高校生可：卒業年1月～） ・電話連絡可能	・18歳以上（高校生を除く） ・安定した収入	・18歳以上（高校生を除く） ・安定した収入
公式サイト		イオンカードセレクト	リクルートカード	リクルートカード

また、どちらにするか迷ったら、以下を参考にしてください。

クレジットカードを一枚だけにしたい場合、イオングループのサービスを利用しているかどうかで判断しましょう。

どちらか決めきれない場合は、二枚持ちも選択肢になります。

上記の３つ以上に当てはまるなら、二枚持ちしても各カードの恩恵を十分受けられます。

「イオン系はイオンカード、それ以外はリクルートカード」と使い分けも簡単です。

最後まで読んでいただきありがとうございました。