【二枚持ちも解説】三菱ＵＦＪカードとリクルートカードを６項目から比較します

こんな疑問に答えます。

三菱ＵＦＪカードとリクルートカードは、どちらも人気でおすすめできるクレジットカードです。

そのため、「どちらを選ぶか」、「二枚持ちはありなのか」など悩むことも多いですよね。

まず、全体の比較を知りたい人向けの早見表はこちら。

リクルートカードは、発行会社によって選べる国際ブランドが異なります。
異なる項目があるため、表を発行会社ごとに分けています。

項目／クレジットカード		三菱ＵＦＪカード	リクルートカード （VISA、MasterCard）	リクルートカード （JCB）
デザイン （通常）
年会費		無料	無料	無料
貯まるポイント		グローバルポイント	リクルートポイント	リクルートポイント
他ポイントへの交換		楽天ポイント Pontaポイント dポイント WAONポイント nanaco マイル（JAL） etc.	dポイント Pontaポイント	dポイント Pontaポイント
ポイント還元率	基本還元率	0.1%（0.4%） ※1,000円につき1ポイント ※毎月の利用額合計で計算	1.2% ※100円につき1.2ポイント ※毎月の利用額合計で計算 ※小数点以下切り捨て	1.2% ※100円につき1.2ポイント ※毎月の利用額合計で計算 ※小数点以下切り捨て
	公共料金支払い	0.1%（0.4%）	1.2%	1.2%
	クレカ積立 （上限積立額／月）	0.1%（0.4%） （10万円）	ー	ー
国際ブランド		VISA MasterCard JCB AMEX	VISA MasterCard	JCB
タッチ決済		対応	非対応	対応
ETCカード		年会費：無料 新規発行手数料：1,100円	年会費：無料 ※発行手数料：1,100円	無料
家族カード	年会費	無料	無料	無料
	枚数	9枚	19枚	8枚
付帯保険	国内旅行	ー	最高1,000万円	最高1,000万円
	海外旅行	最高2,000万円	最高2,000万円	最高2,000万円
	ショッピング	年間100万円	年間200万円	年間200万円
	その他	ー	ー	ー
空港ラウンジ	有無	なし	なし	なし
	利用可能な空港	ー	ー	ー
その他の特典や ポイントが貯まる 提携サービスなど	ネットショッピングサイト	ー	ー	ー
	実店舗	〇	ー	ー
	銀行 （引き落とし口座）	三菱UFJ銀行	ー	ー
	ポイントサイト （ポイントモール）	POINT名人.com	ー	ー
	その他	ー	じゃらん ホットペッパー系 etc.	じゃらん ホットペッパー系 etc.
発行～受取までの日数		約1～2週間	約1週間	約1週間
利用可能枠（最大）		100万円 ※学生：30万円	ー	ー
締日→引き落とし日		毎月15日→翌月10日	毎月15日→翌月10日	毎月15日→翌月10日
申し込み条件		・18歳以上（高校生を除く） ・安定した継続収入 ※学生用クレジットカードあり	・18歳以上（高校生を除く） ・安定した収入	・18歳以上（高校生を除く） ・安定した収入
公式サイト		三菱ＵＦＪカード	リクルートカード	リクルートカード

グローバルポイントについて
グローバルポイントは、1ポイントの価値が1円ではありません。
3～5円相当のポイントなどに交換できるため、この記事では便宜上「1ポイント4円」として考えます。
そのため、比較対象との差が分かりやすいように、純粋なグローバルポイントの還元率と「1ポイント4円」で計算したポイント還元率を「0.1%（0.4%）」のように表記します。

この表から、ポイント還元率を含め、カードの特徴が異なることが分かります。

この記事で詳しく比較する項目は、以下の６項目です。

三菱ＵＦＪカードとリクルートカードのどちらを選ぶか悩んでいる人に向けて、各カードの比較・おすすめな人、二枚持ちの使い分け方法を分かりやすく解説していきます。

最後まで読むことで、三菱ＵＦＪカードとリクルートカードのどちらを選ぶかの参考になりますよ。

それでは、よろしくお願いします。

三菱ＵＦＪカードとリクルートカードを６項目で比較

三菱ＵＦＪカードとリクルートカードについて、以下の６項目で比較していきます。

それぞれについて説明していきます。

リクルートカードの国際ブランドによる違いは、違いがある場合のみ、ブランドごとに表記しています。

①ポイント還元率

ポイント還元率は、さらに以下の３つについて比較します。

それぞれについて、簡単に紹介していきます。

基本還元率

基本還元率は、以下の通り。

項目	三菱ＵＦＪカード	リクルートカード
基本還元率	0.1%（0.4%） ※1,000円につき1ポイント ※毎月の利用額合計で計算	1.2%

リクルートカード「1.2%」と、三菱ＵＦＪカード「0.1%（0.4%）」の還元率より高いです。

基本還元率の面では、リクルートカードがおすすめです。

また、グローバルポイントは、1ポイントの価値が1円ではありません。

ポイントの主な交換先・レートは以下の通りです。

3～5円相当のポイントなどに交換できるため、この記事では便宜上「1ポイント4円」として考えます。

そのため、比較対象との差が分かりやすいように、純粋なグローバルポイントの還元率と「1ポイント4円」で計算したポイント還元率を「0.1%（0.4%）」のように表記します。

公共料金支払い

公共料金支払いのポイント還元率は、以下の通り。

項目	三菱ＵＦＪカード	リクルートカード
公共料金支払い	0.1%（0.4%）	1.2%

三菱ＵＦＪカードもリクルートカードも、基本還元率と同じポイント還元を受けられます。

そのため、公共料金支払いはリクルートカードの方がお得です。

クレカ積立（NISA）

投資を始めようと考えている人は、クレジットカード積立によるポイント還元率も重要です。

クレカ積立による還元率と、三菱ＵＦＪ eスマート証券（旧：auカブコム証券）の基本情報をまとめた表がこちら。

積み立ては「数十年単位で継続」していくのが鉄則なので、キャンペーン（期間中・入会12ヶ月間など）のポイント還元率は考慮していません。

項目		三菱ＵＦＪカード ＆三菱ＵＦＪ eスマート証券	リクルートカード
クレカ積立 （投信）	ポイント還元率	0.1%（0.4%）	ー
	上限積立額／月	10万円	ー
国内株式売買手数料 （現物・信用取引手数料）		１日100万円まで無料 （１日定額手数料コース）	ー
本数	投資信託	1,850本	ー
	つみたて投資枠	240本	ー
口座開設数		173万超	ー
外国株		米国株：1,979銘柄超	ー

リクルートカードは、クレカ積立ができる証券会社がありません（2025年7月13日時点）。

クレカ積立でポイントを貯めたい場合は、リクルートカードではなく三菱ＵＦＪカードを選びましょう。

積立額ごとに、「もらえるポイント（年間）」と「ポイント還元率」を表にしていますので、参考にしてください。

積立額／もらえるポイント	三菱ＵＦＪカード ＆三菱ＵＦＪ eスマート証券 （還元率0.1%(0.4%)）
１万円／月 （年間12万円）	120（480）
２万円／月 （年間24万円）	240（960）
３万円／月 （年間36万円）	360（1,440）
５万円／月 （年間60万円）	600（2,400）
７万円／月 （年間84万円）	840（3,360）
10万円／月 （年間120万円）	1,200（4,800）

②国際ブランド

各クレジットカードで選べる国際ブランドは、以下の通り。

項目	三菱ＵＦＪカード	リクルートカード
国際ブランド	VISA MasterCard JCB AMEX	VISA MasterCard JCB

三菱ＵＦＪカードは「VISA・MasterCard・JCB・AMEX」の４つから選べます。

リクルートカードは「VISA・MasterCard・JCB」の３つから選べます。

AMEXのクレジットカードが欲しい場合、三菱ＵＦＪカードがおすすめです。

リクルートカードのタッチ決済は「JCB」のみ対応です。

③ETCカード

ETCカードの年会費は下記の通り。

項目	三菱ＵＦＪカード	リクルートカード （VISA、MasterCard）	リクルートカード （JCB）
ETCカード	年会費：無料 新規発行手数料：1,100円	年会費：無料 ※発行手数料：1,100円	無料

リクルートカード（JCB）では、年会費やその他費用もかかりません。

リクルートカード（VISA、MasterCard）と三菱ＵＦＪカードは、年会費は無料ですが、発行手数料がかかる点に注意。

④家族カード

家族カードの比較は以下の通り。

項目		三菱ＵＦＪカード	リクルートカード （VISA、MasterCard）	リクルートカード （JCB）
家族カード	年会費	無料	無料	無料
	発行可能枚数	9枚	19枚	8枚

どちらも家族カードに年会費はかかりませんが、発行できる枚数に差があります。

⑤付帯保険

付帯保険の比較は以下の通り。

項目		三菱ＵＦＪカード	リクルートカード
付帯保険	国内旅行	－	最高1,000万円
	海外旅行	最高2,000万円	最高2,000万円
	ショッピング	年間100万円	年間200万円
	その他	ー	ー

三菱ＵＦＪカードは、海外旅行とショッピングに関する保険が付帯しています。

リクルートカードは、国内・海外旅行とショッピングに関する保険が付帯しています。

国内旅行もカバーしていて、ショッピングに関する保険の金額も大きいです。

⑥その他の特典など

最後に、その他の特典やポイントが貯まるサービスなどの比較です。

項目		三菱ＵＦＪカード	リクルートカード
その他の特典や ポイントが貯まる 提携サービスなど	ネットショッピングサイト	ー	ー
	実店舗	〇	ー
	銀行 （引き落とし口座）	三菱UFJ銀行	ー
	ポイントサイト （ポイントモール）	POINT名人.com	ー
	その他	ー	じゃらん ホットペッパー系 etc.

それぞれについて、簡単に補足説明していきます。

スルガ銀行リクルート支店は、メリットが大きくないと考えますので記載していません。
興味のある人は公式サイトをご確認ください（スルガ銀行リクルート支店）。

三菱ＵＦＪカード

三菱ＵＦＪカードの主なメリットとして、対象店舗で最大20.0%ポイント還元があります。

ただ、「20.0%」還元は、最大の「1ポイント＝5円」で計算した場合のポイント還元率です。

そのため、純粋なグローバルポイントの還元率は「4.0%」、1ポイント＝4円で計算したポイント還元率は「16.0%」です。

以下の対象店舗では、無条件で「1.4%（5.6%）」のポイント還元を受けられます。

無条件で「1.4%（5.6%）」と高い還元率で、特に「OKストア」で使うという評判・口コミが多く見られます。

特典分のポイント還元について、注意点が以下の２つあります。

通常分のポイント還元は、毎月の利用額合計で計算されますが、特典分は対象店舗ごとに計算されます。

利用店舗	OKストア	スシロー	セブンイレブン	合計
利用金額／月	35,700円	6,800円	900円	43,400円
ポイント算出対象金額	35,000円	6,000円	0円	41,000円
特典分のポイント還元 （還元率：1.3%）	455グローバルポイント	78グローバルポイント	0グローバルポイント	533グローバルポイント

対象店舗ごとに計算されるため、期間中の利用額が1,000円に満たない店舗の利用分は、ポイント還元が受けられません。

また、毎月16日から翌月15日の期間で「利用額5万円まで」しか、特典分のポイント還元は受けられません。

5万円を超えた分の利用額については、通常分「0.1%（0.4%）」のみポイント還元を受けられます。

最大のポイント還元（公式でいう20.0%）を受けるには、ポイントアッププログラムにエントリーし、条件を達成する必要があります。

三菱ＵＦＪカードを発行する場合、三菱UFJ銀行の口座をあわせて開設するのがおすすめ。

ポイントアップの条件は、以下の通りです。

上記の条件を毎月達成することで、無条件分をあわせて最大「4.0%（16.0%）」のポイント還元を受けることができます。

三菱ＵＦＪカードをメインカードとした場合、☆マークを付けた項目は比較的簡単に達成できるので、ぜひチェックしてみてください。

「無条件分」と「☆マーク達成」だけでも、ポイント還元率が「2.8%（11.2%）」になります。

最後に、グローバルポイントが貯まるポイントサイト（ポイントモール）に、POINT名人.comがあります。

楽天市場やYahoo!ショッピングなどの利用前に経由するだけで、グローバルポイントがもらえてお得です。

三菱ＵＦＪカードを発行する場合は、こちらも利用することで、効率的にグローバルポイントを貯めることができますよ。

リクルートカード

基本の還元率が高い（1.2%）ですが、ポイントが貯まりやすいサービスなどは少ないです。

以下のサービスで最大3.2%のリクルートポイントが貯まります。

リクルートカードを発行する場合は、上記のサービスを積極的に活用するのがおすすめです。

貯まったポイントは、1:1のレートで「dポイント・Pontaポイント」に交換したり、Amazonでそのまま使うことができます。

三菱ＵＦＪカードとリクルートカードはどっちがおすすめ？

三菱ＵＦＪカードがおすすめな人、リクルートカードがおすすめな人の特徴をまとめると以下の通り。

クレジットカードを一枚だけにしたい場合、基本の還元率が高いリクルートカードがおすすめです。

それぞれ強みが違うので、どちらか決めきれない場合は二枚持ちもありです。

特に、OKストアなどの対象店舗の利用が多いなら、二枚持ちがおすすめです。

三菱ＵＦＪカードとリクルートカードを二枚持ちした場合の使い分け

繰り返しですが、三菱ＵＦＪカードとリクルートカードは、はっきりと強みが違います。

どちらも魅力的に思うなら、二枚持ちがおすすめです。

二枚持ちした場合の主な使い分けは、以下の通り。

基本的には、リクルートカードより三菱ＵＦＪカードがお得になるのは、上記の２パターン。

それ以外は、ポイント還元率が高いリクルートカードで支払うのがおすすめです。

支払方法別のポイント還元率は以下の通りです。

①→③の順にポイント還元率が高くなっていきます。

三菱ＵＦＪカードのポイントアップ対象店舗は、ポイント還元率が高いです。

まとめ｜三菱ＵＦＪカードとリクルートカードはどちらもコスパよし！迷うなら二枚持ちがおすすめ

三菱ＵＦＪカードとリクルートカードは、年会費無料でポイント還元率も高いクレジットカードです。

どちらを選んでもコスパ良く支払いができますよ。

冒頭の比較早見表を再度紹介します。

項目／クレジットカード		三菱ＵＦＪカード	リクルートカード （VISA、MasterCard）	リクルートカード （JCB）
デザイン （通常）
年会費		無料	無料	無料
貯まるポイント		グローバルポイント	リクルートポイント	リクルートポイント
他ポイントへの交換		楽天ポイント Pontaポイント dポイント WAONポイント nanaco マイル（JAL） etc.	dポイント Pontaポイント	dポイント Pontaポイント
ポイント還元率	基本還元率	0.1%（0.4%） ※1,000円につき1ポイント ※毎月の利用額合計で計算	1.2% ※100円につき1.2ポイント ※毎月の利用額合計で計算 ※小数点以下切り捨て	1.2% ※100円につき1.2ポイント ※毎月の利用額合計で計算 ※小数点以下切り捨て
	公共料金支払い	0.1%（0.4%）	1.2%	1.2%
	クレカ積立 （上限積立額／月）	0.1%（0.4%） （10万円）	ー	ー
国際ブランド		VISA MasterCard JCB AMEX	VISA MasterCard	JCB
タッチ決済		対応	非対応	対応
ETCカード		年会費：無料 新規発行手数料：1,100円	年会費：無料 ※発行手数料：1,100円	無料
家族カード	年会費	無料	無料	無料
	枚数	9枚	19枚	8枚
付帯保険	国内旅行	ー	最高1,000万円	最高1,000万円
	海外旅行	最高2,000万円	最高2,000万円	最高2,000万円
	ショッピング	年間100万円	年間200万円	年間200万円
	その他	ー	ー	ー
空港ラウンジ	有無	なし	なし	なし
	利用可能な空港	ー	ー	ー
その他の特典や ポイントが貯まる 提携サービスなど	ネットショッピングサイト	ー	ー	ー
	実店舗	〇	ー	ー
	銀行 （引き落とし口座）	三菱UFJ銀行	ー	ー
	ポイントサイト （ポイントモール）	POINT名人.com	ー	ー
	その他	ー	じゃらん ホットペッパー系 etc.	じゃらん ホットペッパー系 etc.
発行～受取までの日数		約1～2週間	約1週間	約1週間
利用可能枠（最大）		100万円 ※学生：30万円	ー	ー
締日→引き落とし日		毎月15日→翌月10日	毎月15日→翌月10日	毎月15日→翌月10日
申し込み条件		・18歳以上（高校生を除く） ・安定した継続収入 ※学生用クレジットカードあり	・18歳以上（高校生を除く） ・安定した収入	・18歳以上（高校生を除く） ・安定した収入
公式サイト		三菱ＵＦＪカード	リクルートカード	リクルートカード

クレジットカードを一枚だけにしたい場合、基本の還元率が高いリクルートカードがおすすめです。

それぞれ強みが違うので、三菱ＵＦＪカードのポイントアップ対象店舗の利用が多いなら、二枚持ちもありです。

また、どちらにするか迷ったら、以下を参考にしてください。

どちらか決めきれない場合は、良いとこどりができる二枚持ちがおすすめ。

上記の３つ以上に当てはまるなら、二枚持ちしても各カードの恩恵を十分受けられます。

上記のように、カードの使い分けも簡単です。

最後まで読んでいただきありがとうございました。