【二枚持ちも解説】PayPayカードとP-one Wizを６項目から比較します

こんな疑問に答えます。

PayPayカードとP-one Wizは、どちらも人気でおすすめできるクレジットカードです。

そのため、「どちらを選ぶか」、「二枚持ちはありなのか」など悩むことも多いですよね。

比較の前に、P-one Wizの最も注意すべき点・デメリットについて、簡単に説明します。

P-one Wizは、リボ払い専用カードです。

発行してそのまま利用すると、支払い方法が「リボ払い」になっており、高い手数料を支払わなければならないです。

カードが手元に届いたら、まずは「ずっと全額コース」に変更しましょう。

コースを変更することで、毎月の利用額を全額支払うことができるため、リボ払いの手数料はかかりません。

詳しい変更方法は、以下のタブ（または公式サイト：お支払金額・方法変更）をご確認ください。

一度「ずっと全額コース」に変更することで、あとは通常のクレジットカードと同様に利用でき

続いて、全体の比較を知りたい人向けの早見表はこちら。

項目／クレジットカード		PayPayカード	P-one Wiz
デザイン （通常）
年会費		無料	無料
貯まるポイント		PayPayポイント	ポケット・ポイント
他ポイントへの交換		なし	ｄポイント Gポイント マイル（JAL） etc.
ポイント還元率	基本還元率	1.0％ ※200円につき2ポイント ※1回の利用額ごとに計算 ※PayPayステップ条件達成：1.5%	・請求額から「1.0%」割引 ・0.1%（0.3%） ※1,000円につき1ポイント ※1.0%の割引後で計算 ※それぞれ1回の利用額ごとに計算
	公共料金支払い	1.0％	・請求額から「1.0%」割引 ・0.1%（0.3%）
	クレカ積立 （上限積立額／月）	0.7％ （10万円）	－
国際ブランド		VISA MasterCard JCB	VISA MasterCard JCB
タッチ決済		対応	対応
ETCカード		年会費：550円	年会費：無料 発行手数料：1,100円
家族カード	年会費	無料	無料
	枚数	10枚	3枚
付帯保険	国内旅行	ー	ー
	海外旅行	ー	ー
	ショッピング	ー	年間50万円
	その他	ー	ー
空港ラウンジ	有無	なし	なし
	利用可能な空港	ー	ー
その他の特典や ポイントが貯まる 提携サービスなど	ネットショッピングサイト	Yahoo!ショッピング LOHACO	ー
	実店舗	〇	ー
	銀行 （引き落とし口座）	PayPay銀行	ー
	ポイントサイト （ポイントモール）	ー	ポケットモール
	その他	ソフトバンク ワイモバイル	・カーシェア優待 ・レンタカー割引 ・旅行割引 ・ブランド別付帯サービス
発行～受取までの日数		1週間～10日	1～2週間
利用可能枠（最大）		ー	230万円
締日→引き落とし日		月末→翌月27日	月末→翌々月1日
申し込み条件		・18歳以上（高校生を除く） ・安定した継続収入 ・本人認証可能な携帯電話	・18歳以上 （高校生可：卒業年1月～） ・連絡可能
公式サイト		PayPayカード	P-one Wiz

P-one Wizについて
P-one Wizは、ポイント還元以外に、請求額から「1.0%」割引される特徴があります。
割引額に上限もありません。

ポケット・ポイントについて
ポケット・ポイントは、1ポイントの価値が1円ではありません。
2～5円相当のポイントなどに交換できるため、この記事では便宜上「1ポイント3円」として考えます。
そのため、比較対象との差が分かりやすいように、純粋なポケット・ポイントの還元率と「1ポイント3円」で計算したポイント還元率を「0.1%（0.3%）」のように表記します。

この表から、ポイント還元率を含め、カードの特徴が異なることが分かります。

そのため、この記事で詳しく比較する項目は、以下の６項目です。

PayPayカードとP-one Wizのどちらを選ぶか悩んでいる人に向けて、各カードの比較・おすすめな人、二枚持ちの使い分け方法を分かりやすく解説していきます。

最後まで読むことで、PayPayカードとP-one Wizのどちらを選ぶかの参考になりますよ。

それでは、よろしくお願いします。

PayPayカードとP-one Wizを６項目で比較

PayPayカードとP-one Wizについて、以下の６項目で比較していきます。

それぞれについて説明していきます。

①ポイント還元率

ポイント還元率は、さらに以下の４つについて比較します。

それぞれについて、簡単に紹介していきます。

基本還元率

基本還元率は、以下の通り。

項目	PayPayカード	P-one Wiz
基本還元率	1.0％ ※200円につき2ポイント ※1回の利用額ごとに計算 ※PayPayステップ条件達成：1.5%	・請求額から「1.0%」割引 ・0.1%（0.3%） ※1,000円につき1ポイント ※1.0%の割引後で計算 ※それぞれ1回の利用額ごとに計算

PayPayカードが「1.0%」と、年会費無料のクレジットカードとしては高い還元率です。

また、PayPayステップで還元率を「1.5%」に上げられるため、基本還元率の面ではPayPayカードがお得。

PayPayステップの詳細は、公式サイトからご確認ください。

P-one Wizは「0.1％」のポイント還元と「1.0%」の割引があります。

1回の利用額について「1.0%」の割引がされ、割引された後の金額に対して0.1%（1,000円につき1ポイント）のポイント還元が受けられます。

そもそもの支払い金額が減るため、手元に残るお金という面では、P-one Wizの方が優れています。

また、ポケット・ポイントは、1ポイントの価値が1円ではありません。

ポイントの交換先・レートは以下の通りです。

2～5円相当のポイントなどに交換できるため、この記事では便宜上「1ポイント3円」として考えます。

そのため、比較対象との差が分かりやすいように、純粋なポケット・ポイントの還元率と「1ポイント3円」で計算したポイント還元率を「0.1%（0.3%）」のように表記します。

具体例を含めたP-one Wizの割引・ポイント還元の説明・算出方法は、以下のタブをご確認ください。

また、割引の対象外となる利用もありますので、その点はご注意ください。

公共料金支払い

公共料金支払いのポイント還元率は、以下の通り。

項目	PayPayカード	P-one Wiz
公共料金支払い	1.0%	・請求額から「1.0%」割引 ・0.1%（0.3%）

PayPayカードもP-one Wizも、基本の還元率・割引率と同じです。

公共料金支払いでは、P-one Wizの方がお得になります。

公共料金支払いは、PayPayステップでポイント還元率が上がりません。
利用回数にはカウントされます。

クレカ積立（NISA）

投資を始めようと考えている人は、クレジットカード積立によるポイント還元率も重要です。

クレカ積立による還元率と、PayPay証券の基本情報をまとめた表がこちら。

積み立ては「数十年単位で継続」していくのが鉄則なので、キャンペーン（期間中・入会12ヶ月間など）のポイント還元率は考慮していません。

項目		PayPayカード ＆PayPay証券	P-one Wiz
クレカ積立 （投信）	ポイント還元率	0.7％	ー
	上限積立額／月	10万円	ー
国内株式売買手数料 （現物・信用取引手数料）		基準価格に0.5％を乗じた価格 ※投資信託：無料	ー
本数	投資信託	687本	ー
	つみたて投資枠	35本	ー
口座開設数		123万超	ー
外国株		米国株：226銘柄	ー

P-one Wizは、NISAのクレカ積立ができる証券会社がありません（2025年8月14日現在）。

そのため、クレカ積立でポイントを貯めたい場合は、PayPayカードがおすすめです。

年会費無料のクレジットカードとしては、ポイント還元率が高いです。

積立額ごとに、「もらえるポイント（年間）」と「ポイント還元率」を表にしていますので、参考にしてください。

積立額／もらえるポイント	PayPayカード＆PayPay証券 （還元率0.7％）
１万円／月 （年間12万円）	840
２万円／月 （年間24万円）	1,680
３万円／月 （年間36万円）	2,520
５万円／月 （年間60万円）	4,200
７万円／月 （年間84万円）	5,880
10万円／月 （年間120万円）	8,400

ネットショッピングサイト

PayPayカードならYahoo!ショッピング・LOHACOで買い物をするとポイント還元率が高くなります。

P-one Wizは、割引率が高くなるネットショッピングサイトはありません。

項目	PayPayカード＆ Yahoo!ショッピング・LOHACO	P-one Wiz
ポイント還元率	最低：5.0％ 最大：12.0％	－

PayPayカードは、Yahoo!ショッピングやLOHACOで5.0％のポイント還元が受けられます。

LYPプレミアム（月額508円）加入することで、ポイント還元率が「7.0％」になります。

そして、固定費削減にもなるワイモバイルの利用で、LYPプレミアムは無料。

Yahoo!ショッピング・LOHACOを利用するなら、あわせて利用するとお得になりやすいです。

②ETCカード

ETCカードの年会費は下記の通り。

項目	PayPayカード	P-one Wiz
ETCカード	年会費：550円	年会費：無料 発行手数料：1,100円

PayPayカードは、利用状況などにかかわらず、年会費が550円かかります。

P-one Wizは、年会費が無料ですが、発行手数料がかかる点に注意。

PayPayカードは継続的に費用がかかってしまいますが、ETCカードの利用分についても「1.5%」のポイント還元を受けられます。

P-one Wizは、ETCカードの利用分については「1.0%」の割引対象外です。

③家族カード

家族カードの比較は以下の通り。

項目		PayPayカード	P-one Wiz
家族カード	年会費	無料	無料
	発行可能枚数	10枚	3枚

どちらも家族カードに年会費はかかりませんが、発行できる枚数には大きな差があります。

特に、P-one Wizは3枚までしか発行できません。

⑤付帯保険

付帯保険の比較は以下の通り。

項目		PayPayカード	P-one Wiz
付帯保険	国内旅行	ー	ー
	海外旅行	ー	ー
	ショッピング	ー	年間50万円
	その他	ー	ー

PayPayカードは、付帯保険がありません。

P-one Wizは、ショッピングに関する保険のみ付帯しています。

⑤カードデザイン

クレジットカードのデザインは、PayPayカードが全４種、P-one Wizが全２種です。

それぞれのデザインカード一覧や選べる国際ブランドなど、詳細は下記公式サイトから確認できます。

⑤その他の特典など

最後に、その他の特典やポイントが貯まるサービスなどの比較です。

項目		PayPayカード	P-one Wiz
その他の特典や ポイントが貯まる 提携サービスなど	ネットショッピングサイト	Yahoo!ショッピング LOHACO	ー
	実店舗	〇	ー
	銀行 （引き落とし口座）	PayPay銀行	ー
	ポイントサイト （ポイントモール）	－	ポケットモール
	その他	ソフトバンク ワイモバイル	・カーシェア優待 ・レンタカー割引 ・旅行割引

それぞれについて、簡単に補足説明していきます。

PayPayカード

PayPayカードはYahoo!ショッピング・LOHACOでポイント還元率が上がります。

さらに、PayPayの支払い・曜日・特定の日付によって、よりPayPayポイントが貯まる「PayPayポイントアップ店」もあります。

PayPayカードの引き落とし口座には、以下のメリットがあるPayPay銀行がおすすめ。

最後に、PayPayカードはスマホ回線に関する特典もあります。

ソフトバンク系のスマホ回線を利用している場合は、この特典の恩恵も受けられます。

P-one Wiz

P-one Wizは、カーシェア、レンタカーや旅行の割引を受けられるサービスがあります。

その他に国際ブランド別の付帯サービスがあります。

P-one Wizの1番のメリットは「1.0%」の割引のため、他の特典などはあまり多くありません。

また、ポケット・ポイントが貯まるポイントサイト（ポイントモール）に、ポケットモールがあります。

Yahoo!ショッピングや楽天市場などの利用前に経由するだけで、ポケット・ポイントがもらえてお得です。

P-one Wizを発行する場合は、こちらも利用することで、効率的にポケット・ポイントを貯めることができますよ。

PayPayカードとP-one Wizはどっちがおすすめ？

PayPayカードがおすすめな人、P-one Wizがおすすめな人の特徴をまとめると以下の通り。

クレジットカードを一枚だけにしたい場合、ソフトバンクのサービスを利用度合いやPayPayステップを達成できるかどうかで決めるのがおすすめです。

また、PayPayステップ達成の「1.5%」より、P-one Wizの「1.0%」割引を魅力に感じる方もいると思います。

その場合は、ソフトバンクのサービスはPayPayカード、それ以外をP-one Wizと、二枚持ちも選択肢になります。

PayPayカードとP-one Wizを二枚持ちした場合の使い分け

PayPayカードとP-one Wizは、お得になる場面が異なります。

二枚持ちした場合の主な使い分けは、先ほども少し触れましたが、以下の通り。

基本的には、PayPayカードがお得になるのはソフトバンクグループのサービスです。

P-one Wizに興味がある方は「そもそもの支出を減らす」ことを重視しているでしょう。

そのため、ソフトバンクグループ以外はP-one Wizで支払うことをおすすめします。

ただ、P-one Wizの割引対象外である「ETCカード・生命保険などの保険料」は、PayPayカードでポイントを貯めることができます。

こちらはPayPayカードで支払うのがおすすめです。

また、支払方法別のポイント還元率・割引率は以下の通り。

①→⑤の順にポイント還元率（割引を含む）が高くなっていきます。

PayPayステップを達成している場合、基本的にはPayPayカードで支払う方がお得です。

ただ、PayPayステップの条件は、毎月達成する必要がありますのでご注意ください。

まとめ｜PayPayカードとP-one Wizはどちらもコスパよし！迷うなら二枚持ちもあり

PayPayカードとP-one Wizは、年会費無料でお得なメリットのあるクレジットカードです。

どちらを選んでもコスパ良く支払いができますよ。

冒頭の比較早見表を再度紹介します。

項目／クレジットカード		PayPayカード	P-one Wiz
デザイン （通常）
年会費		無料	無料
貯まるポイント		PayPayポイント	ポケット・ポイント
他ポイントへの交換		なし	ｄポイント Gポイント マイル（JAL） etc.
ポイント還元率	基本還元率	1.0％ ※200円につき2ポイント ※1回の利用額ごとに計算 ※PayPayステップ条件達成：1.5%	・請求額から「1.0%」割引 ・0.1%（0.3%） ※1,000円につき1ポイント ※1.0%の割引後で計算 ※それぞれ1回の利用額ごとに計算
	公共料金支払い	1.0％	・請求額から「1.0%」割引 ・0.1%（0.3%）
	クレカ積立 （上限積立額／月）	0.7％ （10万円）	－
国際ブランド		VISA MasterCard JCB	VISA MasterCard JCB
タッチ決済		対応	対応
ETCカード		年会費：550円	年会費：無料 発行手数料：1,100円
家族カード	年会費	無料	無料
	枚数	10枚	3枚
付帯保険	国内旅行	ー	ー
	海外旅行	ー	ー
	ショッピング	ー	年間50万円
	その他	ー	ー
空港ラウンジ	有無	なし	なし
	利用可能な空港	ー	ー
その他の特典や ポイントが貯まる 提携サービスなど	ネットショッピングサイト	Yahoo!ショッピング LOHACO	ー
	実店舗	〇	ー
	銀行 （引き落とし口座）	PayPay銀行	ー
	ポイントサイト （ポイントモール）	ー	ポケットモール
	その他	ソフトバンク ワイモバイル	・カーシェア優待 ・レンタカー割引 ・旅行割引 ・ブランド別付帯サービス
発行～受取までの日数		1週間～10日	1～2週間
利用可能枠（最大）		ー	230万円
締日→引き落とし日		月末→翌月27日	月末→翌々月1日
申し込み条件		・18歳以上（高校生を除く） ・安定した継続収入 ・本人認証可能な携帯電話	・18歳以上 （高校生可：卒業年1月～） ・連絡可能
公式サイト		PayPayカード	P-one Wiz

クレジットカードを一枚だけにしたい場合、ソフトバンクのサービスを利用度合いやPayPayステップを達成できるかどうかで決めるのがおすすめです。

また、どちらにするか迷ったら、以下も参考にしてください。

どちらか決めきれない場合は、良いとこどりができる二枚持ちがおすすめ。

上記の３つ以上に当てはまるなら、二枚持ちしても各カードの恩恵を十分受けられます。

上記のように、カードの使い分けも簡単です。

改めてですが、P-one Wizはリボ払い専用カードです。

カードが手元に届いたら、まずは「ずっと全額コース」に変更しましょう。

最後まで読んでいただきありがとうございました。