- 楽天モバイルとワイモバイルを重要4項目で比較
- 選び方のポイント
- 併用について
スマホの乗り換え先を調べたら、楽天モバイルとワイモバイルが気になった。
料金プランなどの比較が知りたい。
楽天モバイルとワイモバイルで、どっちを選べばいいか分からない…
選び方のポイントがあれば知りたいな。
こんな疑問に答えます。
楽天モバイルとワイモバイルは、どちらもおすすめできるスマホの料金プランです。
どちらも良いプランなので、なかなか決めきれず、悩んでしまいますよね。
まず、全体の比較を知りたい人向けの早見表はこちらです。
スマホプラン | 楽天モバイル (Rakuten最強プラン) | ワイモバイル (シンプル2:SML) | |
---|---|---|---|
データ量 (音声SIM) | 使い放題 (料金変動制) | S:4GB M:20GB L:30GB | |
月額料金 | ~3GB | 1,078円 | 2,365円 |
~4GB | 2,178円 | ||
~20GB | 4,015円 | ||
~30GB | 3,278円 | 5,115円 | |
30GB~ | - | ||
使い放題 | - | ||
データ繰越 | - | 〇 | |
デザリング | 〇 (容量制限なし) | 〇 | |
無料通話 | 無料 (専用アプリ) | - | |
通話料 | 22円/30秒 | 22円/30秒 | |
家族間通話 | 無料 (専用アプリ) | - | |
かけ放題オプション | 15分無料:1,100円 ※専用アプリ外の通話 | 10分無料:880円 かけ放題:1,980円 | |
キャリアメール | 〇 | × | |
店舗契約 (契約事務手数料) | 〇 (無料) | 〇 (3,850円) | |
割引・特典 | 家族割 | ネット回線セット割 家族割 PayPayカード割 | |
eSIM | 〇 | 〇 | |
海外ローミング | 〇 (2GBまで) | 〇 (別途有料) | |
口座振替 | 〇 | 〇 |
※各種割引は反映しておりません
また、この記事で詳しく比較する項目は、以下の4項目です。
- 料金と割引制度
- 通信品質
- 通話料金・かけ放題
- 経済圏のメリット(同グループサービスの併用)
楽天モバイルとワイモバイルのどちらを選ぶか悩んでいる人に向けて、4項目の比較や選び方を分かりやすく解説していきます。
最後まで読むことで、楽天モバイルとワイモバイルのどちらを選べばいいかの参考になりますよ。
それでは、よろしくお願いします。
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楽天モバイルとワイモバイル:4項目で比較
楽天モバイルとワイモバイルについて、以下の4項目を比較していきます。
- 料金と割引制度
- 通信品質
- 通話料金・かけ放題
- 経済圏のメリット(同グループサービス併用)
それぞれについて説明していきます。
①料金と割引制度
楽天モバイルとワイモバイルのデータ容量ごとの料金はこちら。
スマホプラン | 楽天モバイル (Rakuten最強プラン) | ワイモバイル (シンプル2:SML) | |
---|---|---|---|
データ量 (音声SIM) | 使い放題 (料金変動制) | S:4GB M:20GB L:30GB | |
月額料金 | ~3GB | 1,078円 ※最大110円割引:968円 | 2,365円 ※最大1,287円割引:1,078円 |
~4GB | 2,178円 ※最大110円割引:2,068円 | ||
~20GB | 4,015円 ※最大1,837円割引:2,178円 | ||
~30GB | 3,278円 ※最大110円割引:3,168円 | 5,115円 ※最大1,837円割引:3,278円 | |
30GB~ | - | ||
使い放題 | - |
楽天モバイルはプランが1つで、使ったデータ量に応じて料金が変動します。
ワイモバイルは、S(4GB)・M(20GB)・L(30GB)3つのプランから選べます。
割引後の料金で比べると、ほとんど差がないことが分かりますね。
続いて、割引制度について紹介していきます。
楽天モバイルの割引制度
楽天モバイルには、「最強家族プログラム」という家族割があります。
親戚・同性パートナー・事実婚なども対象で、最大20回線まで全員110円引き。
割引としては大きくないものの、もともとの料金が安いのでおまけ程度に考えましょう。
ワイモバイルの割引制度
ワイモバイルには、以下3つの割引制度があります。
- PayPayカード割:187円
- おうち割光セット:1,100円、1,650円
- 家族割引サービス:1,100円
※②と③は併用不可
①PayPayカード割
毎月の料金をPayPayカードで支払うことで、187円の割引になります。
ゴールドカード・家族カードでも同様です。
②おうち割光セット
Softbank光(またはAir)とワイモバイルをセットで利用することで受けられる割引です。
シンプル2Sは1,100円、シンプル2MLは1,650円の割引です。
自宅にネット回線が必要な場合は、あわせて利用するのがおすすめ。
③家族割引サービス
2回線目以降、1人あたり1,100円の割引です(最大9回線目まで)。
自宅にネット回線が不要な場合でも、2回線以上利用する場合に割引を受けられます。
②通信品質
楽天モバイルとワイモバイルの通信品質ですが、併用している私の利用状況では大きな差はありません。
通信エリアの人口カバー率も99%を超えていて、楽天モバイルが繋がりにくいことも少なくなっています。
通信品質・速度は、お住まいの地域や利用状況によって、かなり変動します。
それぞれ「通信エリア・マップ」ページがあるので、公式サイトから確認するのがおすすめです。
ahamo・楽天モバイル・ワイモバイルの3回線を併用中ですが、通信品質・速度は場所・日時でばらつきがあります。
2024年10月現在、速度や繋がりやすさの感覚は以下の通り。
「ワイモバイル ≧ 楽天モバイル > ahamo」
普通に使っていて、楽天モバイルがワイモバイルに大きく劣ると感じたことはありません。
あくまで参考程度にお願いします。
③通話料金・かけ放題
楽天モバイルとワイモバイルの通話料金・かけ放題の比較は以下の通り。
スマホプラン | 楽天モバイル (Rakuten最強プラン) | ワイモバイル (シンプル2:SML) |
---|---|---|
無料通話 | 無料 (専用アプリ) | - |
通話料 | 22円/30秒 | 22円/30秒 |
家族間通話 | 無料 (専用アプリ) | - |
かけ放題オプション | 15分無料:1,100円 ※専用アプリ外の通話 | 10分無料:880円 かけ放題:1,980円 |
楽天モバイルは、専用アプリ「Rakuten Link」の使用で通話料無料です。
ワイモバイルは、無料通話や家族間通話無料といったサービスもありません。
通話料金面で考えると、楽天モバイルが圧倒的です。
品質は、LINE通話と同程度という意見が多いようです。
ビジネス用途などには不向きなので、その場合はかけ放題オプションのあるワイモバイルがおすすめ。
友達や家族との通話であれば、Rakuten Linkで十分かと。
④経済圏のメリット
最後に、経済圏のメリットを比較していきます。
経済圏とは:同じ企業のサービスをまとめて使うことで、高いポイント還元などを受けること。
参考記事:【2024年10月最新】経済圏はどこがいい?おすすめや選び方も紹介します
スマホ回線だけで決めるのではなく、「経済圏としてどうか」という比較も重要です。
- 楽天モバイルを利用することによる楽天経済圏のメリット
- ワイモバイルを利用することによるPayPay経済圏のメリット
それぞれについて、簡単に説明していきます。
楽天モバイルによる楽天経済圏のメリット
楽天経済圏では、楽天市場でのポイント還元率を上げることが重要です(SPU(スーパーポイントアッププログラム))。
SPUのポイント還元率を最大の17%にするためには、多くのサービスを利用する必要があります(楽天カード:0.5%、楽天銀行:0.5%など)。
しかし、楽天モバイルは、1つのサービスで4%もポイント還元率を上げることができます。
無理に多くのサービスを利用するより、楽天モバイルを利用するほうがコスパがいいですよ。
ワイモバイルによるPayPay経済圏のメリット
PayPay経済圏では、Yahoo!ショッピングをお得に利用することが重要です。
ワイモバイルを利用することで、LYPプレミアムが無料で利用できます。
LYPプレミアム会員には、Yahoo!ショッピングのポイント還元率を2%アップする特典があります。
引用元:https://www.ymobile.jp/sp/paypay/
また、Enjoyパック(月550円)もあわせて利用すること、ポイント還元率をさらに5%アップできます。
Enjoyパックの特典は、下図の通り。
引用元:https://enjoy.yahoo.co.jp/
月額料金は、500円オフクーポンでほとんど元が取れます。
PayPay経済圏でワイモバイルを利用するなら、Enjoyパックもあわせて利用しましょう。
楽天モバイルとワイモバイル:選び方は「3つの視点」で考える(併用もあり)
楽天モバイルとワイモバイルのどちらを選ぶか、おすすめする選び方の視点は以下の3つ。
- 楽天ユーザー or PayPayユーザー
- データ容量
- 通信・通話品質/かけ放題
著者自身がしている「併用」についても、あわせて説明していきます。
①楽天ユーザー or PayPayユーザー
経済圏のメリットでも説明した通り、同グループのサービスを併用するほうがメリットが大きいです。
楽天ユーザー(楽天市場・楽天カードなど)なら、楽天モバイル。
PayPayユーザー(Yahoo!ショッピング・PayPayカードなど)なら、ワイモバイル。
あえて、別グループのサービスを利用するメリットはないと考えます。
②データ容量
データ容量も選ぶ視点になります。
スマホプラン | 楽天モバイル (Rakuten最強プラン) | ワイモバイル (シンプル2:SML) | |
---|---|---|---|
データ量 (音声SIM) | 使い放題 (料金変動制) | S:4GB M:20GB L:30GB | |
月額料金 | ~3GB | 1,078円 ※最大110円割引:968円 | 2,365円 ※最大1,287円割引:1,078円 |
~4GB | 2,178円 ※最大110円割引:2,068円 | ||
~20GB | 4,015円 ※最大1,837円割引:2,178円 | ||
~30GB | 3,278円 ※最大110円割引:3,168円 | 5,115円 ※最大1,837円割引:3,278円 | |
30GB~ | - | ||
使い放題 | - |
料金比較表から、以下のパターンが考えられます。
- 3GB未満 or 使い放題:楽天モバイル
- 上記以外:どちらでも可
また、毎月のデータ量にバラつきがある場合は、使ったデータ容量に応じて料金が変わる楽天モバイルがおすすめ。
③通信・通話品質/かけ放題
楽天モバイルの通信・通話の品質・速度などに不安のある方も、少なくないと思います。
繰り返しになりますが、通信品質・速度は、お住まいの地域や利用状況によって、かなり変動します。
そのため、通信品質・速度による比較やおすすめは明言できません。
実際に使っていて困ったことはありませんが、何となく不安という気持ちはよく分かります。
スマホプラン | 楽天モバイル (Rakuten最強プラン) | ワイモバイル (シンプル2:SML) |
---|---|---|
無料通話 | 無料 (専用アプリ) | - |
通話料 | 22円/30秒 | 22円/30秒 |
家族間通話 | 無料 (専用アプリ) | - |
かけ放題オプション | 15分無料:1,100円 ※専用アプリ外の通話 | 10分無料:880円 かけ放題:1,980円 |
また、通話面では、料金・コスパ重視なら楽天モバイルがおすすめです。
品質重視や無制限のかけ放題が必要な場合は、ワイモバイルがおすすめ。
併用もあり(著者利用中)
最後に、著者が実践している「楽天モバイルとワイモバイルの併用」について紹介します(興味のない人はまとめまで飛んでください)。
併用状況は以下の通り。
- 料金:3,993円
(楽天モバイル:1,078円 + ワイモバイル シンプル2S:2,365円 + Enjoyパック:550円) - データ量:7.5GB
(楽天モバイル:3GB + ワイモバイル:4.5GB + Enjoyパック特典:0.5GB)
併用のメリットと注意点について、それぞれ説明していきます。
楽天モバイルとワイモバイルの併用のメリット
併用の主なメリット・理由は2つです。
- 楽天市場・Yahoo!ショッピングのどちらでもお得に買い物ができる
- データ容量がちょうどいい
楽天市場とYahoo!ショッピングのどちらも利用することがあるため、どちらでもポイント還元やクーポンなどのメリットを受けられます。
また、データ容量「7.5GB」がちょうどいいことも併用している理由です。
3~5GBでは足りないけど、10GBや20GBはいらないんだよな…
こういった使い方の人も多いのではないでしょうか。
併用の注意点
併用に当たって、注意点がありますので簡単に説明します。
- 楽天市場とYahoo!ショッピング両方を利用する人向け
- デュアルSIMに対応しているスマホの必要がある
- ワイモバイル→楽天モバイルの順で、データ通信をするSIMを変更する必要がある
楽天市場とYahoo!ショッピング両方を利用する人向け
併用するメリットでもお伝えしたように、楽天市場とYahoo!ショッピング両方でお得に買い物ができます。
そのため、もともと片方のショッピングサイトしか利用しない人は、スマホ料金が追加でかかってしまうだけなのでおすすめしません。
デュアルSIMに対応しているスマホの必要がある
通常、1つのスマホに1つのSIMカード(eSIM含む)で利用します。
ですが、楽天モバイルとワイモバイルを併用するためには、1つのスマホに2つのSIMカードを利用できる「デュアルSIM」に対応しているスマホでなければなりません。
新しめのスマホ・iPhoneであれば、ほとんど対応しています。
併用を考える際は「スマホ端末名 + デュアルSIM」で検索して確認しましょう。
ワイモバイル→楽天モバイルの順で、データ通信をするSIMを変更する必要がある
設定からどちらのSIMカードで通信するかを選ぶ必要があります。
手順は以下の通りです。
設定から変更・確認できます。
容量を使い切ったら、通信速度が遅くなります。また、アプリからも利用状況が確認できます。
切り替えることで、再び高速通信できます。
楽天モバイルは使い放題プランなので、楽天モバイルから利用すると、ワイモバイルのデータ容量が無駄になってしまいます。
必ず「ワイモバイル→楽天モバイル」の順番で利用しましょう。
まとめ|楽天モバイルとワイモバイルはどちらもおすすめで、併用もあり
楽天モバイルとワイモバイルは、どちらもおすすめできるというのが正直なところです。
選び方の視点や併用について、改めてまとめると以下の通り。
選び方① 楽天ユーザー or PayPayユーザー
・楽天市場ユーザー:楽天モバイル
・PayPayユーザー:ワイモバイル
選び方②データ容量
・3GB未満 or 使い放題:楽天モバイル
・上記以外:どちらでも可
選び方③ 通信・通話品質/かけ放題
・コスパ重視:楽天モバイル
・品質重視:ワイモバイル
\ SPU+4倍!データ使い放題でも月額3,278円! /
\ Yahoo!ショッピング・PayPayがお得に! /
また、併用のメリットやポイントは以下の通り。
料金・データ量
・3,993円:1,078円(楽天) + 2,365円(ワイモバイル:シンプル2S) + 550円(Enjoyパック)
※各種割引なしの料金
・7.5GB:3GB(楽天) + 4GB(ワイモバイル) + 0.5GB(Enjoyパック)
2つの経済圏で得できる
・楽天市場:ポイント還元率 +4%
・Yahoo!ショッピング:ポイント還元率 +2%、限定クーポン
併用の注意点
・楽天市場とYahoo!ショッピング両方を利用する人向け
・デュアルSIMに対応しているスマホの必要がある
・ワイモバイル→楽天モバイルの順で、データ通信をするSIMを変更する必要がある
スマホに疎くなく、楽天市場・Yahoo!ショッピングの両方を使っている人は、併用もおすすめ。
それぞれの経済圏について詳しく知りたい人は、ぜひこちらもご覧ください。
おすすめの経済圏TOP2です。
最後まで読んでいただきありがとうございました。