【二枚持ちも解説】リクルートカードと三井住友カード（NL）を７項目から比較します

こんな疑問に答えます。

リクルートカードと三井住友カード（NL）は、どちらも人気でおすすめできるクレジットカードです。

そのため、「どちらを選ぶか」、「二枚持ちはありなのか」など悩むことも多いですよね。

まず、全体の比較を知りたい人向けの早見表はこちら。

リクルートカードは、発行会社によって選べる国際ブランドが異なります。
異なる項目があるため、表を発行会社ごとに分けています。

項目／クレジットカード		リクルートカード （VISA、MasterCard）	リクルートカード （JCB）	三井住友カード（NL）
デザイン （通常）
年会費		無料	無料	無料
貯まるポイント		リクルートポイント	リクルートポイント	Vポイント
他ポイントへの交換		dポイント Pontaポイント	dポイント Pontaポイント	WAON POINT Gポイント JRキューポ マイル（ANA） etc.
ポイント還元率	基本還元率	1.2% ※100円につき1.2ポイント ※小数点以下切り捨て	1.2% ※100円につき1.2ポイント ※小数点以下切り捨て	0.5% ※200円につき1ポイント
	公共料金支払い	1.2%	1.2%	0.5%
	クレカ積立 （上限積立額／月）	ー	ー	年間カード利用額 ・10万円以上：0.5％ ・10万円未満：0.0% （10万円）
国際ブランド		VISA MasterCard	JCB	VISA MasterCard
タッチ決済		非対応	対応	対応
ETCカード		年会費：無料 ※発行手数料：1,100円	無料	年会費：550円 ※初年度無料、年1回以上の利用で無料
家族カード	年会費	無料	無料	無料
	枚数	19枚	8枚	・共通のおさいふ：1枚 ・個別のおさいふ：9枚
付帯保険	国内旅行	最高1,000万円	最高1,000万円	－
	海外旅行	最高2,000万円	最高2,000万円	最高2,000万円
	ショッピング	年間200万円	年間200万円	－
	その他	ー	ー	選べる無料保険
空港ラウンジ	有無	なし	なし	なし
	利用可能な空港	ー	ー	－
その他の特典や ポイントが貯まる 提携サービスなど	ネットショッピングサイト	ー	ー	－
	実店舗	ー	ー	〇
	銀行 （引き落とし口座）	ー	ー	SBI新生銀行
	ポイントサイト （ポイントモール）	ー	ー	Vポイントモール ポイントUPモール
	その他	じゃらん ホットペッパー系 etc.	じゃらん ホットペッパー系 etc.	・家族ポイント ・Vポイントアッププログラム ・ゴールドカードへのアップグレード
発行～受取までの日数		約1週間	約1週間	約1週間
利用可能枠（最大）		ー	ー	100万円
締日→引き落とし日		毎月15日→翌月10日	毎月15日→翌月10日	・毎月15日→翌月10日 ・月末→翌月26日
申し込み条件		・18歳以上（高校生を除く） ・安定した収入	・18歳以上（高校生を除く） ・安定した収入	・18歳以上 （高校生を除く）
公式サイト		リクルートカード	リクルートカード	三井住友カード（NL）

この表から、ポイント還元率を含め、カードの特徴が異なることが分かります。

この記事で詳しく比較する項目は、以下の７項目です。

リクルートカードと三井住友カード（NL）のどちらを選ぶか悩んでいる人に向けて、各カードの比較・おすすめな人、二枚持ちの使い分け方法を分かりやすく解説していきます。

最後まで読むことで、リクルートカードと三井住友カード（NL）のどちらを選ぶかの参考になりますよ。

それでは、よろしくお願いします。

リクルートカードと三井住友カード（NL）を７項目で比較

リクルートカードと三井住友カード（NL）について、以下の７項目で比較していきます。

それぞれについて説明していきます。

リクルートカードの国際ブランドによる違いは、違いがある場合のみ、ブランドごとに表記しています。

①ポイント還元率

ポイント還元率は、さらに以下の３つについて比較します。

それぞれについて、簡単に紹介していきます。

基本還元率

基本還元率は、以下の通り。

項目	リクルートカード	三井住友カード（NL）
基本還元率	1.2%	0.5％

リクルートカードが三井住友カード（NL）の倍以上の還元率です。

基本還元率の面は、リクルートカードの圧勝。

公共料金支払い

公共料金支払いのポイント還元率は、以下の通り。

項目	リクルートカード	三井住友カード（NL）
公共料金支払い	1.2％	0.5%

リクルートカードも三井住友カード（NL）も、基本還元率と同じポイント還元を受けられます。

そのため、公共料金支払いはリクルートカードの方がお得です。

クレカ積立（NISA）

投資を始めようと考えている人は、クレジットカード積立によるポイント還元率も重要です。

クレカ積立による還元率と、SBI証券の基本情報をまとめた表がこちら。

積み立ては「数十年単位で継続」していくのが鉄則なので、キャンペーン（期間中・入会12ヶ月間など）のポイント還元率は考慮していません。

項目		リクルートカード	三井住友カード（NL）＆SBI証券
クレカ積立 （投信）	ポイント還元率	ー	年間カード利用額 ・10万円以上：0.5％ ・10万円未満：0.0%
	上限積立額／月	ー	10万円
国内株式売買手数料 （現物・信用取引手数料）		ー	無料
本数	投資信託	ー	2,557本
	つみたて投資枠	ー	250本
口座開設数		ー	1,300万超
外国株		ー	米国株：5,211銘柄 中国株：1,290銘柄 アセアン株：540銘柄 韓国株：72銘柄 ロシア株：29銘柄

リクルートカードは、クレカ積立ができる証券会社がありません（2025年7月13日時点）。

クレカ積立でポイントを貯めたい場合は、リクルートカードではなく三井住友カード（NL）を選びましょう。

積立額ごとに、「もらえるポイント（年間）」と「ポイント還元率」を表にしていますので、参考にしてください。

積立額／もらえるポイント（年間）	三井住友カード（NL）＆SBI証券 （還元率 0.5％）
１万円／月 （年間12万円）	600
２万円／月 （年間24万円）	1,200
３万円／月 （年間36万円）	1,800
５万円／月 （年間60万円）	3,000
７万円／月 （年間84万円）	4,200
10万円／月 （年間120万円）	6,000

②国際ブランド

各クレジットカードで選べる国際ブランドは、以下の通り。

項目	リクルートカード	三井住友カード（NL）
国際ブランド	VISA MasterCard JCB	VISA MasterCard

JCBブランドは「リクルートカード」のみ選択可能です。

選びたい国際ブランドがある場合は、発行するクレジットカードを間違えないようにしましょう。

リクルートカードのタッチ決済は「JCB」のみ対応です。

③ETCカード

ETCカードの年会費は下記の通り。

項目	リクルートカード （VISA、MasterCard）	リクルートカード （JCB）	三井住友カード（NL）
ETCカード	年会費：無料 ※発行手数料：1,100円	無料	年会費：550円 ※初年度無料、年1回以上の利用で無料

リクルートカード（VISA、MasterCard）は、年会費は無料ですが、発行手数料がかかる点に注意。

リクルートカード（JCB）では、年会費やその他費用もかかりません。

また、三井住友カード（NL）は、年1回以上の利用で年会費が無料になります。

④家族カード

家族カードの比較は以下の通り。

項目		リクルートカード （VISA、MasterCard）	リクルートカード （JCB）	三井住友カード（NL）
家族カード	年会費	無料	無料	無料
	発行可能枚数	19枚	8枚	・共通のおさいふ：1枚 ・個別のおさいふ：9枚

どちらも家族カードに年会費はかかりませんが、発行できる枚数に差があります。

また、三井住友カード（NL）は「残高を共有する家族カード」と「残高を共有しない家族カード」で、発行できる枚数が異なります。

⑤付帯保険

付帯保険の比較は以下の通り。

項目		リクルートカード	三井住友カード（NL）
付帯保険	国内旅行	最高1,000万円	ー
	海外旅行	最高2,000万円	最高2,000万円
	ショッピング	年間200万円	ー
	その他	ー	選べる無料保険

リクルートカードは、国内・海外の旅行保険ともに付帯しており、ショッピングに関する保険も付帯しています。

三井住友カード（NL）は、海外旅行と選べる無料保険のみ付帯しています。

付帯保険を充実させたい場合は、リクルートカードがおすすめです。

⑥カードデザイン

クレジットカードのデザインは、リクルートカードは全１種、三井住友カード（NL）が全３種。

クレジットカードのデザインを好きなものから選びたい人は、三井住友カード（NL）がおすすめです。

デザインカード一覧などの詳細は、下記公式サイトから確認できます。

⑦その他の特典など

最後に、その他の特典やポイントが貯まるサービスなどの比較です。

項目		リクルートカード	三井住友カード（NL）
その他の特典や ポイントが貯まる 提携サービスなど	ネットショッピングサイト	ー	ー
	実店舗	ー	〇
	銀行 （引き落とし口座）	ー	SBI新生銀行
	ポイントサイト （ポイントモール）	ー	Ｖポイントモール ポイントUPモール
	その他	じゃらん ホットペッパー系 etc.	・家族ポイント ・Vポイントアッププログラム ・ゴールドカードへのアップグレード

それぞれについて、簡単に補足説明していきます。

スルガ銀行リクルート支店は、メリットが大きくないと考えますので記載していません。
興味のある人は公式サイトをご確認ください（スルガ銀行リクルート支店）。

リクルートカード

基本の還元率が高い（1.2%）ですが、ポイントが貯まりやすいサービスなどは、三井住友カード（NL）と比べると少ないです。

以下のサービスで最大3.2%のリクルートポイントが貯まります。

リクルートカードを発行する場合は、上記のサービスを積極的に活用するのがおすすめです。

貯まったポイントは、1:1のレートで「dポイント・Pontaポイント」に交換したり、Amazonでそのまま使うことができます。

三井住友カード（NL）

引用元：https://www.smbc-card.com/nyukai/card/numberless.jsp

三井住友カード（NL）の大きな特典として、対象のコンビニ・飲食店で「7.0%（200円につき7ポイント）」のポイント還元があります。

また、セブンイレブンでは還元率が最大「10.0%」にもなります（セブンイレブン限定「10.0%」ポイント還元｜三井住友カード）。

これらの店舗を利用するときは、スマホタッチ決済を利用しましょう。

また、以下の２つの条件を達成することで、最大20.0%までポイント還元率を上げられます。

Vポイントアッププログラムの条件は難しいので、無理なくできるものだけ達成するようにしましょう。

三井住友カード（NL）の引き落とし口座には、SBI新生銀行がおすすめ。

SBI証券もあわせて利用する前提ですが、以下のようなメリットがあります。

同じSBI系のサービスなので、特に理由がない限りは、銀行も証券会社もSBIで揃えるのが無難です。

また、Vポイントが貯まるポイントサイト（ポイントモール）に、ＶポイントモールとポイントUPモールがあります。

三井住友カード（NL）を発行する場合は、こちらも利用することで、効率的にVポイントを貯めることができますよ。

最後に、三井住友カード（NL）は、条件を満たすことで、年会費無料でゴールドカードへアップグレードできる可能性があります。

付帯保険の充実・空港ラウンジ利用が無料など、さらにお得なカードになります。

三井住友カード（NL）を発行するなら、年間利用額100万円以上を目指したいところです。

SBI証券でのクレカ積立分など、年間100万円の利用対象にならないものもありますので、下記は必ずご確認ください。

具体例や詳細は、公式サイトから確認できます。

リクルートカードと三井住友カード（NL）はどっちがおすすめ？

リクルートカードがおすすめな人、三井住友カード（NL）がおすすめな人の特徴をまとめると以下の通り。

特に「コンビニ・飲食店の利用が多いか」、「年間のカード利用額が100万円以上か」がポイントです。

それぞれ強みが違うので、どちらか決めきれない場合は二枚持ちもありです。

リクルートカードと三井住友カード（NL）を二枚持ちした場合の使い分け

繰り返しですが、リクルートカードと三井住友カード（NL）は、はっきりと強みが違います。

どちらも魅力的に思うなら、二枚持ちも選択肢の一つです。

二枚持ちした場合の主な使い分けは、以下の通り。

基本的には、ポイント還元率が高いリクルートカードを使いましょう。

7.0%ポイント還元のコンビニ・飲食店は、三井住友カード（NL）のスマホタッチ決済です。

三井住友カード（NL）で年間100万円以上を目指す場合、100万円利用のめどが立つまでは、カードを使い分けず、三井住友カード（NL）で支払いをするのがおすすめです。

100万円到達後は、ポイント還元率が高いリクルートカードを使いましょう。

支払方法別のポイント還元率は以下の通りです。

①→④の順にポイント還元率が高くなっていきます。

まとめ｜リクルートカードと三井住友カード（NL）はどちらもコスパ！迷うなら二枚持ちもあり

リクルートカードと三井住友カード（NL）は、年会費無料でおすすめできるクレジットカードです。

どちらを選んでもコスパ良く支払いができますよ。

冒頭の比較早見表を再度紹介します。

項目／クレジットカード		リクルートカード （VISA、MasterCard）	リクルートカード （JCB）	三井住友カード（NL）
デザイン （通常）
年会費		無料	無料	無料
貯まるポイント		リクルートポイント	リクルートポイント	Vポイント
他ポイントへの交換		dポイント Pontaポイント	dポイント Pontaポイント	WAON POINT Gポイント JRキューポ マイル（ANA） etc.
ポイント還元率	基本還元率	1.2% ※100円につき1.2ポイント ※小数点以下切り捨て	1.2% ※100円につき1.2ポイント ※小数点以下切り捨て	0.5% ※200円につき1ポイント
	公共料金支払い	1.2%	1.2%	0.5%
	クレカ積立 （上限積立額／月）	ー	ー	年間カード利用額 ・10万円以上：0.5％ ・10万円未満：0.0% （10万円）
国際ブランド		VISA MasterCard	JCB	VISA MasterCard
タッチ決済		非対応	対応	対応
ETCカード		年会費：無料 ※発行手数料：1,100円	無料	年会費：550円 ※初年度無料、年1回以上の利用で無料
家族カード	年会費	無料	無料	無料
	枚数	19枚	8枚	・共通のおさいふ：1枚 ・個別のおさいふ：9枚
付帯保険	国内旅行	最高1,000万円	最高1,000万円	－
	海外旅行	最高2,000万円	最高2,000万円	最高2,000万円
	ショッピング	年間200万円	年間200万円	－
	その他	ー	ー	選べる無料保険
空港ラウンジ	有無	なし	なし	なし
	利用可能な空港	ー	ー	－
その他の特典や ポイントが貯まる 提携サービスなど	ネットショッピングサイト	ー	ー	－
	実店舗	ー	ー	〇
	銀行 （引き落とし口座）	ー	ー	SBI新生銀行
	ポイントサイト （ポイントモール）	ー	ー	Vポイントモール ポイントUPモール
	その他	じゃらん ホットペッパー系 etc.	じゃらん ホットペッパー系 etc.	・家族ポイント ・Vポイントアッププログラム ・ゴールドカードへのアップグレード
発行～受取までの日数		約1週間	約1週間	約1週間
利用可能枠（最大）		ー	ー	100万円
締日→引き落とし日		毎月15日→翌月10日	毎月15日→翌月10日	・毎月15日締め→翌月10日 ・月末締め→翌月26日
申し込み条件		・18歳以上（高校生を除く） ・安定した収入	・18歳以上（高校生を除く） ・安定した収入	・18歳以上 （高校生を除く）
公式サイト		リクルートカード	リクルートカード	三井住友カード（NL）

また、どちらにするか迷ったら、以下を参考にしてください。

クレジットカードを一枚だけにしたい場合、「コンビニ・飲食店の利用が多いか」、「年間のカード利用額が100万円以上か」で判断しましょう。

どちらか決めきれない場合は、二枚持ちも選択肢になります。

上記の３つ以上に当てはまるなら、二枚持ちしても各カードの恩恵を十分受けられます。

「対象のコンビニ・飲食店は三井住友カード（NL）、それ以外はリクルートカード」と使い分けも簡単ですよ。

最後まで読んでいただきありがとうございました。